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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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修学旅行-13

点呼を終えたところで、彼女はもう眠ってしまった。
寝顔を見つめながら、彼女の手を突く。きゅっと指を握られた。
まるで大きな赤子だ。彼女の頬に手を伸ばす。触れかけたところで、2人の携帯の通知音が同時に鳴った。まだ起きてる?と、修学旅行用に作ったグループLINEに小春からのメッセージ。私達以外の4人が「起きてるよ」と返事をする。海菜はもう眠ってしまったと返す。私が海菜の部屋にいることについては、誰も突っ込まず話が進む。

『消灯まで時間あるし、皆でトランプでもしようかと思ったんだけどなぁ…』

『王子はしゃあない。寝かしといてやろうぜ』

『明日の方が時間あるんじゃないか?』

しおりを確認する。確かに明日の方が旅館に着いてからの自由時間が長い。

『じゃあ明日、お風呂入ってから誰かの部屋に集合しようか』

中学の頃は男子が女子の部屋に、女子が男子の部屋に行くことは禁止されていたが、高校ではそういうことは何も言われていない。旅行前の集会では、点呼までには自分の部屋に戻れと言われたくらいで、他は何も言われていない。

『皆クラスバラバラだもんなぁ…誰の部屋行く?』

『俺の部屋はパス。女子呼ぶと騒がしくなる奴らしか居ない』

『6人だけで遊びたいよなーてか、このメンツで旅行したい』

『楽しそう!』

逸れていく話を戻す。それぞれ同室の子に聞いてみることになった。私も、明日同室になる月島さん、それから弓道部の張本さんに聞いてみる。2人から許可が来た。そういえば、張本さんはきららさんと仲が良いと言っていた。意外だが、きららさんも弓道部なのだ。

『私の部屋は許可が取れたわ』

『じゃあユリエルの部屋集合な』


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