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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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裏切り (2) 妻の嘘-2

何も知らないゆきは、Zに抱かれてきた身体でキスをせがんでくる。
甘い体臭が心地よい。
くりっとした瞳を潤ませ私を見つめ、ぱちくりと音が聞こえてきそうな瞬きをする。
私は昔からこの大げさな瞬きが好きだった。

38歳の不倫妻が天使に見える。しかしこいつは悪魔なのだ――。

その可憐な小さな口で、今日何を咥えこんでいたのか。
何を飲み込み、誰と舌を絡めたのか。
よく恥ずかしげもなく、同じ口で夫のキスをおねだりできるものだと思う。
昼間の映像がフラッシュバックする。
この白く美しい顔におぞましい液体を自ら望んで浴び、ベトベトに汚され涎を垂らしていた。

「どうしたの?今日は元気ない?」
私の下半身ははちきれんばかりになっていた。

「ん?」
上目遣いで見上げてくるゆき。
わざとなのか天然なのか、とんでもなく可愛らしい。

「なんかパパ、やせ我慢してるでしょ……」
いたずらっぽい笑みを浮かべて私の乳首をひんやりした指先でコリコリ刺激してくるゆき。
やめてくれ。気持ちよすぎて思わず変なうめき声が出てしまう。

「やっぱり……可愛い……!」
この前のように涙を流して不倫セックスを告白してくれたらどんなに安心したことか。
そうしたら私はゆきのことをぎゅっと抱きしめ妻の懺悔を受け止め、しっかりと怒るのだ。
ゆきは「ごめんなさい」と謝り仲直りのキスをする。

とてもそうなりそうにない。
シャンプーの匂いと人妻の体臭の混ざった甘ったるい香りをさせながら私にすり寄ってくる。
天使の誘惑に負けそうになる。

思わず、パジャマ越しにつんと浮き出たゆきの乳首を指でつついてしまう。
丸いお椀型をした胸の膨らみがぷるんと揺れる。
「ぁん……」
尻を、太ももを撫で回す。すべてが柔らかくむちむちしている。
「なあに?パパ……ゆきとエッチしたいの?」
自分から誘ってきたくせに。夫が釣り針にひっかかり嬉しそうな妻。
胸の谷間に、脇の下に、股間の茂みに鼻を押し付ける。むせかえるような濃厚なフェロモン臭が私の脳を支配する。
「あぁ……もう我慢出来ないよ、ゆきを犯したい……」

私たちは交わった。
久しぶりにZのペニスを受け入れたゆきの膣はだらしなく拡張されていたがそのことにはもちろん触れない。
ゆるくなった妻の肉壷に虚しい抽送を繰り返し、他人棒に奉仕した口にキスをした。

「ゆき、大好きだよ……!」
「ぁああ……パパ大好き……あぁあ!……気持ちいいよぉ!」
普段と変わらぬ夫婦の営み。
いつも通りであればあるほど、ゆきが私に嘘をついているという事実が重みを増す。
少しは罪悪感を感じてくれているだろうか。胸にちくりと刺すような痛みを抱いてくれているだろうか。
今まで何度も妄想した「もし妻が本当に浮気をしてしまったら」がついに現実となり私は気も狂わんばかりに興奮していた。

「あぁ……ぁあ!……パパ気持ちいい……そこ……そこいいの……もっとして……ぁ……ぁあん!ぁああああぁあん!」
「そんなこといって。本当はZとのセックスのが気持ちいいくせに……!」
激しく喘いでいたゆきが、はっと私の顔色を伺ったような気がしたが、すぐにいじわるな笑みに変わる。
「うん……Zくんとのエッチのほうが気持ちよかった……ぁ……ぁん!」
言いながら私にキスしてくるゆき。

「ああゆき、たまらないよ!俺以外の男のチンポのほうがいいなんて!」
「ごめんね……ぁああ……ごめんね……許して!」
「ゆきに浮気されちゃう、いやもうしてるのかも……!」
「ぁぁああ!ごめんなさい……ごめんなさいパパ……ぁ……あぁあ!」
「想像するだけでおかしくなりそう!ゆきが本当に浮気してるなんて」
「はぁ……ん!……ぁああ!……ごめんね……ごめんなさい……ぁあ!」
私たちはよくこうして興奮を高め合う。
今となってはゆきに好都合なプレイである。私に嘘をつくことなく背徳の興奮を味わえる。

この日私とゆきは何度も飽きることなく愛し合った。
手で、口で、性器で妻を繰り返しオーガズムへ導く。
昼間あれほどZにイカされたにもかかわらず、ゆきの身体は私の責めに敏感に応えてくれた。

互いに胸の内に抱えるものを相手には悟られぬよう「仲良し夫婦」として振る舞う私たち。
私がいくらゆきのことを愛していても、ゆきがZに惹かれていることは間違いない。辛すぎる現実。
それでも良い。人妻としてはもちろん許されないことだが、ゆきが自分の中で折り合いをつけて密やかに浮気するのなら、きっかけを作った私に止める権利はないだろう。一人の大人の女性として、夫に秘密の関係を楽しめばいいと思う。賢いゆきのことだから、家庭を壊すようなことはしないはずだ。

その上でもし叶うならば、私とも良好な夫婦関係を続けてくれれば――。
ゆきの心が私から離れているのだとしたら少々虫がよすぎるこの願いは、しかしほとんど完全に満たされた。
この日以降も私とゆきは毎晩のように愛し合ったし、夫婦の関係に変化はなかった。


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