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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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文化祭-6

「あれ、海ちゃん!それに百合香ちゃんと小春ちゃんも。来てくれてたんだね」

丁度食べ終わる頃。みぃちゃんが戻って来た。メイド服を着ている。
髪も少し巻いていた。メイクはしていないようだが、それでも可愛い。

「うわぁ…先輩、すごい可愛い。普段から可愛いですけど…」

「へへ、ありがとね。この後ダンス部の発表だよね。私シフト入って…見に行けないんだ。ごめんね。あ、でも演劇部はギリギリ間に合いそうだよ」

「じゃあみぃちゃんの分まで、応援してくるね」

少し悔しそうに、お願いねと言うみぃちゃん。

「私も行きたかったんだけど…。休みの子の代わりに急遽入っちゃったから…。頑張ってね。2人とも」

「「はい」」

みぃちゃんに手を振り、教室を後にする。

「前から気になっていたのだけど、海菜って空美さんのこと好きよね」

拗ねるように百合香が呟く。昔から好きだよと答えると、それはどっちの意味で?と返ってきた。

「初恋の人ではあるけど、今は人として」

「海菜ちゃんってそういうことさらっと言うよね」

「だって、二人には今更隠す必要無いだろ?特に、百合香にはちゃんと言っておかないと妬いちゃうから」

私が同性しか好きになれないことを知っているからこそ、さらっと言える。

「あのさ…今更なんだけど、2人は付き合い始めたんだよね」

「あれ、小春ちゃん今気づいたの?とっくに気づいてると思って言わなかったけど…」

「何となくは気づいてたよ。お互いに好きなのは聞いてたし。一応、確認しておきたかっただけ。あ、今度お祝いパーティーしようよ。三人で」

「小春ちゃんの話を聞いた後にね」

「うん。…そうだね。まずは私の失恋パーティーだね。お祝い事じゃ無いけど…食べて飲んで遊んで忘れる!」

「お酒は無いわよ?」

「分かってるよ!でも…成人したら飲みに行こうね。これも約束ね」

失恋パーティー、お祝いパーティー、それから先の話になるが、互いに成人した後の飲み会。何だか一気に約束してしまった。

「1つずつ消化しましょう。まずは小春の失恋パーティーね」

そう言う百合香は心の底から楽しそうだった。


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