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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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ママの彼女-1

 夕飯から一度に色んなことが起こりすぎて、パパが居なくなった喪失感に呆然となりながらも、もうアノ行為をしなくてもいいという安堵感も訪れ、頭も中が整理しきれなくなってさ、部屋でぼーとして何も手につかなくなっていると、ノックの後にママがそっと入ってきて順子を優しく抱きしめるのよ。
「ママは勝ったからね……児相なんかに順子ちゃんをさらわせたりしないから、貴女の為だったら、ママは悪人にでも人殺しにでもなる、順子を愛しているから」
 たしかにそうよ、ママは強くて、もしかしたら本当にあの児相の禿を殺していたかもしれない、というか偶然にも助かったのかも知れない、だってこんな怖いママだって残ったんだしさ。でも母子家庭か……それって順子の望んでいたものとは違っちゃう……
 そう思っている順子の先を見越して、ママは意外っていうか、順子の希望をつないでくれることをいうの。
「ママはパパとは別れないからね、安心して順子ちゃん」
「えっ? どーいうこと?」
 だってずっと思っていたわ、順子はパパの妻愛の裏切り者で、背徳者でセックスに歓んで望まなければいけない不埒な罪人、手篭めにしたのはパパの方だけど、ママを裏切り続けて家族という形を守るためならちいさな売春婦で居続ける選択をしたのは順子自身じゃない、そのあたしの共犯者のパパを許すことができるっていうの……
 ママはホントはすっごく優しい人なんじゃないかって、怖いなんて思ってたけど、実際怖いけど、何か順子は思い違いを、勘違いをしていたの? もしかしてもしかして、また家族として暮らしていくことができるの? パパと別れないっていうのなら、パパを許すように『裏切り者のあばずれ売春婦』の順子も許すってことで、だからママはあんなに必死になって児相を追い払ってくれたんだ、何てことだろう……
「だから順子ちゃん、家を出たいなんていわないで、ママを安心させて、心配なの貴女のことが」
 何か意識と皮膚感覚がミスマッチしているという感じ、なにかが間違っているような気がするの、でも家族に戻れるのなら、そっちのほうがどんなに嬉しいか、順子の家を出たいという思いをどこまでも封じ込めようともがくあたしだった。
「わかっ、たわ、順子が悪、かったから、家を出、たいなんていわな、いから、ママありが、とう、ね」
 言葉が途切れ途切れに震えてしまう、嫌なんだろうな順子は、でもそんなものを捧げてでもあたしは『そっち』を選んだの。
 だからそうなっても仕方ないって、あたしはあたしを納得させようとした、どんなに順子が気持ち悪がろうと、あたしには他に選択肢なんてないもん、中二女子にはそこで必死に生きていくだけの関係性でしかない、子供にも大人にもなれない中途半端だけど、それがあたしの生きる世界、必死に生きる世界よ。
 母娘で一緒に歯磨きし、一緒のお風呂に入る、あたしのマンコに毛は無くって、だってパパが全部抜いていたせいで今じゃ全く生えなくなってるから。それに対しママのたわしみたいな剛毛をみて、圧倒される。ママは大人で、順子は無毛のパイパンマンコ。どうしてあたしの親は二人して順子を子供ままにしておきたがるんだろうかな。
 それにしてもこの身体から、あたしが生まれてきたんだ。
「ごくりっ」つばを飲み込んで、まじまじとママの身体を見上げる。
「ママとセックスは嫌? 順子」


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