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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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小学生女子としてマンコのことを考える-1

 担任の田畑は懲戒解雇になり、いじめの中心的メンバーは刑事告訴をチラつかせるまでに留めたママだ、いつでも行使できるカードは手元にとって、ブログに届くメッセージを楽しむつもりだとあたしは見ている。
 この教室リスカ事件のあと、順子のイジメは『無かったことに』なって、腫れ物を触るみたいな感じで卒業したの、いわゆるボッチとして、教室ではもっぱら本を読んで過ごすことばっかりになったし、中学受験という課題が大きくなる事もわかってたことだから、勉強は勝手に自分でやっていれば大体のことは頭に入る、塾に通うことも必要なかったわ。
 だけどママが強くてうるさ過ぎる、勉強が出来て、文句のつけようがない時は、私生活の服の畳み方や部屋の整理整頓のあらゆるところのアラを見つけてきては、文句をつけて順子が半泣きになるまで止めないの、
「順子みたいなだらしない娘は勉強出来たって何にも出来ない駄目な子になるわ」
「バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ! 服すらたためないバカが私立中学なんか受かるわけないだろ、お前なんか小学校からの持ち上がりで中学でいじめられる運命なんだよ、馬鹿!」
「う、う、う、う、る、さい……うるさいんだよ!」
 順子は切れる寸前になっていた、
「愛してる娘の身体に、自分から傷つけるなんて、どんな親不孝な娘なんだろうね?」
 隣のうちまで響き渡る様な声で、耳もとでわめくママについに順子もキレたわ!
「ざ、ざけないでよ! ママに、なにがわかるって! え、一体なにが!」
「止めなさい! 襟を、襟を掴むな、のびる!」
「きぃいいいいいいいいいいいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「止めろ! このアホ娘!!!! 親になんてことすんだ! 殺す気か!」
どたんっバタンッ! 襖に穴が開き、ママの服のボタンが千切れる、
 はぁハァっはぁハァっ、ハぁはぁハァっはぁハァっはぁハァっ、ハぁはぁハァっはぁハァっ、
 お互い殴りはしないけれど、部屋の中を転げまわり、建具を壊してしっちゃかめっちゃかにして、息を切らしてやっとこさ喧嘩が終わる。
「これでわかったでしょ? ママはあなたを愛しているのよ」
 なに言ってるの? この人一体全体何なんだろうって、
「パパが心配してたわ、こんなこと繰り返す順子ちゃんの事を」
 いい加減にしてほしい、パパを味方につけるような言い方。
「もしこんなことを児童相談所にでも通報されれば、私達家族はバラバラにされてしまうのよ? そういう事を順子ちゃんはしているの」
 ドキリとするようなことをいう人だ、家族がバラバラになっちゃうなんて、そんなことって……
「順ちゃんのお友達の真美ちゃんいるでしょ?」
 あたしを率先して裏切り、いじめに加担した首謀者の一人、元々は親友だと思っていたのに。
「あの子の家庭に児童相談所に通報が入ってね、この間の事件の後よ、そしたら真美ちゃんを保護するってことになっちゃってね、まあコトがコトだけでしょ、今は施設から通っていて、多分中学に入っても家庭に戻れないってウワサよ? もう夫婦仲は最悪らしくて、近く離婚するそうよ? それからしたら順ちゃんってパパママからなんて愛されているのか分かるでしょ? あんな不幸な子とは順ちゃんは違うのよ」
 空恐ろしく、この人の言っている事に妙な真実味を覚えたわ、ママはもしかしてもうパパとの秘密の行為の事を知っているんじゃないかって、それでもそのことを通報しないのは、パパに不幸になって欲しくないあたしの心をみすかしているのではないのと思えるくらい、家族がバラバラになる事したくないのって思って信じたいあたしの心を人質に取れるからじゃないのかって、


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