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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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上司を追い込む。-5

琴乃は少し湧き上がる怒りを鎮めるかのように無言を貫いた後、いつもよりも無気味に穏やかな口調で言った。
「これで離婚する際に有利な証拠が一つ手に入ったって事ですから…。」
その言葉には頭では分かっていても心がそれを許していない様子が見て取れた。誰だってパートナーが他の異性に愛情を注ぐ姿を見て何も思わない者はいない。琴乃も同じであった。

「それからつかさのマンションに、ね。」
浜野は梨田の腕に抱きつき人目も憚らずにイチャイチャしながらマンションに消えていく2人の写真を見せる。
「随分とラブラブなんですね…。」
「課長は仕事中は非常に厳しい人ですが、つかさには優しいんだよね。自分にだけ見せる優しさに彼女はヤラれたんじゃないかな。」
「そうなんですか…。」
自分が不倫をネタに弱みを握られ、半ば体を求められている状況も忘れ、琴乃は梨田に対して怒りをみなぎらせている様子であった。目が非常に厳しく、そして視線が非常に冷たく感じた。

「あとね、彼女の部屋のカーテンが開きっぱなしで、中の様子をバッチリ録画できたんだよ。観る?」
「…。はい。観せて下さい。」
「分かったよ。」
反対側のマンションから撮影した録画を再生する。

部屋に入り電気がつくなり、背後から抱きしめつかさの胸を荒々しく揉む梨田。つかさは抵抗する事なく梨田の好きになっている。手が下に下りスカートから覗く太股を這い回り、スカートの中に忍び込む。つかさの腰が折れる。小刻みな手の動きから見てクリトリスを刺激している事が想像出来る。つかさは顔を歪ませ、顎を上げて愛撫に身を委ねていた。

つかさは跪くと梨田のベルトを外しチャックを下ろす。そして笑みを見せ梨田と言葉を交わしながらズボンとパンツを脱がせる。梨田のペニスは既に勃起していた。つかさは両手で大事そうに棒を握ると亀頭の先端に何度もチュッ、チュッとキスをする。そんなつかさの頭を愛おしそうに梨田は優しく撫でていた。幸せそうに会話しながら亀頭を舌でペロペロと舐めるつかさ。自分だけしか知らないと思っていた梨田の亀頭の悦ぶポイントをつかさが知っていた事にはショックを受けた。亀頭だけではない。梨田が悦ぶフェラチオをつかさが習得している事には、これまで持っていた自信がガタガタと崩れて行くように感じた。

常に会話をしながらラブラブなフェラチオを見せつけられる琴乃。ひたすら無言でペニスを咥える自分とは正反対のフェラチオに梨田が楽しそうなのにはやはりショックを受けた。その時梨田の愛情は自分ではなくつかさに向いていると言う事に気がついたのであった。


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