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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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男子の夢-2

夏を越したポリアンナの胸は大きくなっていた。あそこの毛もいくらか増えているし、中の襞も伸びた気がする。
「一人で裸になって見られるのって、すごく恥ずかしい。早く弘前さんも脱いで。」
「濡れてきたのが見える! 穴の横から涙みたいに出るんだ! あ、穴からも出てきた。」
「ひどい! 観察してる。」
相変わらず襞の裏には白く粕が溜まっていた。
「四つん這いになって脚、大きく開いてくれる?」
ポリアンナはその通りにした。恥ずかしがりながら、興奮している赤みが肌に明らかだった。
こう見ると、女子の腰は横に幅広く平たい。そして、上には豊かな丸みが山になってある。脚を開いて尻を突き出したポリアンナの肛門は盛り上がり、割れ目がザクロかアケビの実のようだった。
「ちょっと嗅がせて。」
お尻の穴も、毛のある辺りも、においは全体、夏前に比べ、濃くなっていた。
「早く入ってきて!」
「そこでウンチするみたいに力んでみて。」
「何言ってるの?! 出ちゃったらどうするの?」
「ポリアンナの体、もっと知りたいから。」
ポリアンナは本当に力みを見せ始めた。肛門は盛り上がり、真ん中がめくれるように反転してきた。濡れた桃色の粘膜がイソギンチャクを思わせた。
勃起して待っていた俺は、力一杯、一息にそこを突き抜いた。全力で根本まで押し込んだ。
「ぎゃっ! ああーん!」
痛みと驚きとでポリアンナはもがいたが、俺は体を密着させて捕まえ、肉の増えた中学生の乳房をもぎ取るように握りしめてみた。
「きゃん!」
言葉が出ないらしいポリアンナの尻を俺は何度も突き続けた。中は滑らかで、射精にはなかなか至らない。
ふと見るとポリアンナの首に黒い横線が浮き出ていた。腕にも、はっきり何本も現れている。
俺は体を一度抜き、前の方へすぐ差し込んだ。ポリアンナが仰け反った。それからまた肛門に差し込み、また前の穴へと繰り返した。
前に差し込んだとき、女の器官が逃すまいと熱く締め付けてきた。俺はまたいつかのように、深く、大量に、長い時間、射精した。抜いたのに余韻があるのか
「おおおおお!」
最後に噴水のようなおしっこを宙に飛ばしたポリアンナは、がくりと頭を垂れてしまった。
俺の腰の部分が虫になっていた。ポリアンナのお尻の穴も女の子の穴も、裂けて開いていた。
白く美しい体全体に、やはり虫の関節に似た模様が浮き出ている。以前より数も多くてはっきりしていた。そのまま外骨格に変化するのかと俺は不安になった。
一体、俺に女の子と付き合う資格があるのだろうか。人を大切にできるのだろうか。そんな事を生まれて初めて真面目に突き付けられた気がした。
「ポリアンナ、ポリアンナ。」
耳元で呼んだらポリアンナはすぐ目を覚ました。模様はたちまち消え去った。
「弘前さん、そんなにあたしが欲しかったの? ああ、お尻、痛あい。おなかも焼けたみたいに熱い。でも気持ちよかった。なんだかあたし、もう弘前さんと離れられない気がする。あたしが死んだら弘前さんに体、食べてほしい。」
「痛くしてごめんね。でも変なこと言うなよ。」
スズメバチやアシナガバチは肉食だ。人の精神を侵して奴隷化するのみならず、女子が自主的に餌になるような機能があったらどうしよう。
女の子を好きにしてみたいというのは、童貞かつ彼女なしの男子なら、一度は必ず願う事だろう。その夢が今は実現可能であるらしい。無論、食べたいというのは普通、比喩である。
けれども、俺の言いなりになるだけのポリアンナなど求めたくないし、俺はむしろ彼女に甘えて頼りたいのだ。こんな機能を使っているうち、からくりに気づいたポリアンナに嫌われたら、それこそ俺の方が自殺したいほど落ち込むに違いない。奴隷化機能か何か知らないが、俺には使う度胸のない事を自覚した。


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