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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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汚れた記憶2-2

 翌朝はいつもより早く目を覚まし、ママから毎朝小言のように言われている、ランドセルの中身のチェック、今日一日の行事の確認、親に渡すプリントのチェックと、普段ならしたことのない、学習机の整理と雑巾がけ、それから朝ごはんのお手伝い、
「順子テーブルを、ふきんで拭いといて」
 いつもだったら言われてもしないことを自分からやるようにしだした、昨日ママから三時間大声でののしられ(夕方6時から9時まで、延々と)、罵倒されたから?
 それもあるけど、余計なことを考えたくなかった、いつもママから言われている以上に完璧にパーフェクトに隙無くしようとし、意識をそっちに向けることに懸命になりたかったの。
 そうしてそつなく家事の片づけをし、ランドセルを背負って、パパはカバンを手に提げ、出勤時間と登校時間に合わせて玄関を出るのが習いな葛西家、
「いってらっしゃいね二人とも」
 今日はやけにご機嫌なママだったわ、この人は普段は明るいのがいいとあたしは思うんだ。
「「いってきます」」
 玄関を出てすぐのところで、
「……昨日のことは、誰にも言うんじゃないぞ、順子、二人だけの秘密だ……」
「うん……」
 アレは夢じゃなかった、突きつけられた現実だったわ。……


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