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母子相姦のある風景
【母子相姦 官能小説】

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タバコ屋-2

 不思議なもので、そういう体験を経た後も息子は私にとって何ら変わらない存在のままでした。
もし全くの赤の他人なら違う感情を覚えたのかもしれませんが、息子は息子です。
主人が亡くなった時以来、息子の前で泣いてしまった事は親として少し恥ずかしくはありましたが…。
彼が私の欲情を感じている事は分かっていました。
抱き締められた時、彼のペニスが硬くなっている事に気づいていたからです。
不自然に腰を引いているため、私に悟られないようにしているんだと分かりました。
夫を亡くして以来、頻繁に実家を訪れるようになっていたため若い彼にはそうした発散する場所が無いのでしょう。
こんなにも私を気遣って寄り添ってくれている息子のために、何か一つでもしてあげたい。
そう思い、私はそっと彼の下半身に手を伸ばしました。
ビクッと肩を震わせ、驚いたような様子の彼に対しても私自身はあくまで息子のためにしたいという感情だけでした。
小さかった頃におしめを変えたり下着を穿かせた時とほとんど変わらない感覚です。
しかし、若い息子には母親である私が触れた感覚が強い印象を残したのでしょう。
それから実家に息子が来た時に日常の話をしていても、ふとした時に会話が途切れると気まずそうに眼を逸らしたりするようになりました。
彼が私を性的に意識してしまっている事は分かっていました。
けど息子はそんな気持ちと私を気遣う気持ちの間で葛藤しているように決して自分から私に望むような事を言い出しませんでした。
息子の優しさは痛いほど分かっていました。
自分でもどうしようもない感情を抱えて苦しんでいる彼を見ておられず、私はそれからしばしば彼のペニスを愛撫し、射精させる手伝いをするようになりました。
もっとも私にとって彼を性の対象としている訳では無くただ世話をする、という感覚でした。

 直接聞いたわけではありませんが、それまで彼はそういうお店には時折行っていたようでした。
けれど、それ以外で女の子と付き合ったりといった事は無かったのでしょう。
ある時、射精させた後で求められて息子と唇を重ねました。
キスなど最後にしたのも思い出せないくらいで、唇を重ねながらいつ以来か思い出そうと頭を巡らせていると、息子は随分感激したように紅潮した顔をしていました。
私相手に距離の取り方が不器用で、何だかそれが息子らしく思えて私としては微笑ましく思えました。
その内に彼が私を異性として捉えてロマンティックな感情を覚えてしまっているのは分かりました。
しかし、その事実はどちらかといえば私には可哀そうに思えて、悲しい気持ちがこみ上げてきました。

 息子は高校を卒業した後、印刷会社に就職して一人暮らしを始めました。
その会社を1年余り勤めた後で退職し、それから短期間で幾つか職を転々としました。
今の警備会社に落ち着くまでの間、私が聞いただけで4つの会社を渡り歩いたようです。
いつかまだ主人が健在だった頃、息子に結婚しないのと聞いた事がありました。
俺の年収じゃ無理だよと自嘲めいていった息子の言葉が何度も私の中で残っていました。
年収どうこうじゃなくて、こんなおばさんの、しかも実の母親とそんな事をしてるようじゃ…。
しかし、息子にその事を言えませんでした。
彼はまだ若く、生まれて初めてお金を払う以外の性を初めて知る事が出来たのです。
その興奮と高揚でその相手である母親なんかにそんな感情を抱いてしまい、心が傾いているのでしょう。
性の悦びを恋愛感情と勘違いをしているのです。
それは私にはよく分かっていましたが、それも息子には言えませんでした。
私もまた息子に寄り添われている事で支えられ、何かを慰められているのは一緒でしたから。



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