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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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今はまだ-1

その日の昼。私達は百合香の父と共に、警察の事情聴取に応じた。
とはいえ、私と彼女の父はほとんど何も聞かれなかった。
聞かれたのは、何故あの場にタイミングよく警察を呼ぶことが出来たのかということくらい。
彼女と別れた後、心配になり見に行ったら彼女の母の叫び声が聞こえたから警察を呼んだ。そう正直に話した。
以前から彼女の母は精神が不安定だったと、彼女の父が付け加えた。
それ以外で警察と話したのは、百合香だけ。
私と彼女の父は、ただ彼女を見守っていただけだった。

言葉に詰まりながらも、百合香は全てを正直に話した。
今まで彼女の母が彼女にしてきた精神的な虐待のこと。
母の言葉に従い、本当の自分を閉じ込めていたこと。
そして…私との関係も。
警察の人は、驚きつつも、否定はしなかった。
私達が思っているより、世の中に同性愛に対する差別はないのかもしれない。

聴取は、夜まで続いた。


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