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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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上司の美人妻-4

氷の微笑…、まさにそんなゾクっとするような笑みだ。もしかして琴乃を抱いてしまおうと思ってる事を後悔する事になるかも知れない…、そう感じた。しかしフェロモン成分は間違いなく聴いている。自分の裁量次第では後腐れなく目の前の北川景子似の美人妻とセックス出来るはずだと浜野は思った。

「正直言って自分がそれを知ったのもごく最近なんです。弓野つかささんの口から聞いたので、実際一緒に歩いているところとか密会しているところを見た訳ではないんですが…。」
「その弓野つかささんと言う人は何て…?」
「…物凄く言いづらいのですが…」
「構いません。正直におっしゃって下さい…」
「は、はい…。そのうち離婚するから、そうしたら一緒になろうって言われてると…」
琴乃の表情は変わらない。氷の微笑を浮かべている。しかしその言葉を聞いた瞬間、琴乃の体から冷気が発せられたかのように、急に部屋の温度が下がったかのような寒気に襲われた。
「梨田がそんな事を…。フフッ、そうですか…」
冷気混じりにそう口から言葉を零した琴乃にはっきりと殺気を感じた。
(やべー!この人絶対ヤバい人だ…)
女の怖さを感じる。これでもしつかさが言った事が彼女の妄想や虚言であったならきっと自分が殺されるのではないかと恐怖を感じた。

「もう少し調べますか…?あくまで彼女が言ってるだけなので…」
「いいえ…?十分です。梨田はそのつかさって人と浮気してます。」
もはや誰の言葉も耳には入らないと言った感じだ。ここまで言い切れるのは何か理由があるのかと思った。
「何か確証でも…?」
琴乃はニコッと笑った。
「私、略奪婚だったんです。」
「え…??」
「梨田との関係の始まりは不倫からでした。その頃梨田は妻帯者で、梨田と同い年の奥様がいたんです。その時梨田が良く私に言ってたのは、俺は若い女が好きなんだ、妻とは別れてオマエと結婚したい。だから待っててくれ…、でした。不倫を始めてから一年で梨田は離婚、そして半年後に結婚したんです。要するに今の私はその奥さんの立場。つかささんって人があの時の私って訳なんです。フフッ、そうそう、梨田は若い女が好きだったんだわ…。忘れてた…。フフッ」
ますます怖くなって来た。ただの綺麗な奥様だと思っていたが、とんでもない棘を持っている事に気付いた梨田。
(マジでヤベー人かも…。でもこんな美人がフェロモン効果で俺に好意を抱いてる事には変わりないし…、やっぱヤルか…、それともやめとくか…。どうしよう…)
その棘はいつ自分に刺さるか分からない。さっきまで半勃起していたペニスはすっかり萎縮してしまった。相手を良く見ずに甘く考えていた自分を食いた。しかし浜野もまた琴乃がつけているピンクモアールのフェロモン成分を吸い込んでいる。じわじわと理性を食い潰された結果、浜野はこう思った。
(とりあえずヤッてから考えればいいや!)
と。目の前の極上のメスと交じわらずにはいられなくなったのであった。


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