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川村未来14歳のセックスマシン的日常とそれを見守る私
【学園物 官能小説】

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撮影会前夜の定例SEX 〜ミクとマリエ、初コンタクト-2

ミクがシャワールームから出てきた。そして、高田が用意した着替えを身に付け始める。 「所で明日の撮影会も、先月と同じ3人がモデルなんだが、その内の岸本ゆいかと話したことあるか?」高田の問いにミクは首を横に振った。「お前達と同じマンションに住んでいる筈だけど、すれ違ったりした時に挨拶くらいはあるだろ?」その問いに対してもミクは首を振った。「そうか。」高田は一言、言うと「和夫に今から向かう」とメールを入れた。

ほどなくして、高田とミクはホテルを出て、根本和夫の待つマンションへ向かった。高田の運転するハリヤーの中で、交わされた二人の会話といえば、次の撮影会前日の逢い引きの約束くらいで、先月同様ミクは激しいセックスの後の疲れから、すぐに、うとうと眠りはじめたのだった。

30分少しして、車はマンションに到着した。助手席でうたた寝していたミクは目を覚まし、高田に抱き支えられるように入口を入った時、正面のエレベーターの扉が開き、いかにもヤクザ風の男が二人出てきた。

男達はミクと高田を、すれ違い様に鋭い眼で見た。特にミクには、顔から足元まで舐め回すような視線を浴びせ、高田達がエレベーターに乗り、扉が閉まる寸前まで振り返ってまで凝視していた。高田は、スタジオXJの海老沢富男に相談された件が、いよいよ現実を帯びて来たことを確信した。

最上階の根本和夫とミクが暮らす部屋に二人は入った。普段なら兄の高田に軽口を叩く和夫だが、この日は何かを感じたのだろう。無言でミクのパンティとソックスなどが入った、ランドリーバックを高田から預かり。ミクに「ミクたん。疲れたでしょ?お部屋に食事を用意しておいたわ!今日は兄さんと話しがあるから一人で食べてね。」と言った。「はい。和にぃ。おやすみなさい。」返事するミク。

(この子は、根本和夫を本当の兄のように心を許しているんだなあ、、)私は改めてそう思った。ミクの声のトーンでそれは分かる。同時に以前、私が生きていた時、ミクの撮影会で「うれしい!また来てください。」とミクが私に、微笑みながら言ってくれた時の記憶が浮かび、私は[切ない]という感情を思い出した。

ミクは自分の部屋に、高田と和夫は応接間に入っていった。私は少しがっかりした。なぜなら、和夫とミクの、愉しげな微笑ましい会話が、今日は聞けそうにないからだ。あの日、私に語りかけてくれたように、ミクの普段めったに表に出さない表情も見れないからだ。私は霊のくせに、といっては変だが、切なさと落胆が入り交じった気持ちのまま、本日の見護りを終えることにした。


翌日、いつもの通りミクは、和夫の車に乗り、スタジオXJに着いた。「じゃあミクたん、行ってらっしゃい。」
そう言って、和夫は駐車場を出る。スタジオの狭い駐車場、和夫のメルセデスでは何回か切り返しが必要だ。和夫がハンドルを回しながら、ミラーを見た時、長い黒髪の女の子がミクに近づいて、何か話しているのが視界に入った。 それは水口マリエとミクだった。お互いに顔は知ってるものの、会話を交わした事がなかった二人の、初コンタクトの瞬間だった。

二人がやり取りしている横を、もう一人の少女が通った。岸本ゆいかだ。ターンを終えて、ちょうど駐車場出口にいる和夫のルームミラーに、3人の少女の姿が映っている。彼女達の運命が急展開して行くのを暗示する絵のように。


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