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幼なじみ 〜5年目のお医者さんごっこ〜
【ロリ 官能小説】

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1-1

 学校が終わった後、七海は真秀の家に来ていた。今日は七海の両親がお通夜で夜まで家を留守にするため、親同士が仲の良い幼馴染みの真秀の家で夕食を食べて待つように言われていた。とはいえ、まだ真秀の両親も帰ってきていない。

「わぁ・・・真秀めっちゃ可愛い。それにちっちゃい!・・・今もだけど」
 二人は真秀の部屋のベッドに仲良く腰掛て昔のアルバムを眺めていた。学校では互いに「片桐」「楠木」と名字で呼び合っている。幼馴染とはいっても教室で親しく話したりはしない。5年生にもなれば異性を意識して、男子は男子、女子は女子と明確にグループが分かれている。休み時間や放課後に遊ぶのも男女別々だ。あまり親しくしているとからかわれる。それがめんどくさいし照れくさい。でも2人っきりになれば下の名前で呼び合うほど仲がいい。

「なにそれ、オレがちびだって言いたいの?? たった数センチじゃん。中学になったら男子はぐんと伸びるの知らねーな! 今に七海のこと見下ろしてやるから!」
 真秀がふくれっ面で悪態をつく。実は、真秀は幼いころから一度も七海よりも身長が大きくなったことがない。幼いころは「仲のいい姉弟ね」などといわれたこともある。真秀はそこにコンプレックスを持っていた。
「だってちびじゃん…数センチでも七海の方がおっきいもんねぇ〜!」
 とはいっても七海も女子の中では背の順で前から6番目。真秀は男子の中で2番目なので、どんぐりの背比べといったところだ。
「真秀は伸びないよ〜。ほら、もっと縮め縮め〜」
 そう言うとぐりぐり真秀の頭を押してからかう。
「や、やめろよぉ!」
 顔を真っ赤にして怒る真秀。しかしそんなことをされながらも逃げ出さないのは、最近どんどん膨らみを増している七海の胸が腕に当たっているからだ。
「あ〜、この写真覚えてる。七海んちの家族とウチの家族で温泉行ったときの写真だぁ!」
「ぁ!…懐かしい! 年長の時じゃなかったっけ? お風呂いっぱいあったよね? それに確かあの時・・・」
 何かを思い出し可笑しそうにクスクスと七海が笑う
「真秀がさぁ、いろんな種類のお風呂にはしゃぎすぎて・・・盛大に転んだの今でも覚えてるよ」
 混浴だったのか、それともどちらかが男湯もしくは女湯に入っていたのかは定かではないが、あの時二人は一緒にお風呂に入っていた。

「旅館の料理もメッチャ美味しかったよね?」
 昔から一緒にいる真秀との距離が近くても七海は特に意識していない。しかし真秀のほうはそうはいかない。真秀の腿の上におかれたアルバムを覗き込む七海の胸の谷間に真秀の腕が押し付けられ挟まってしまっている。それを意識するなというほうが無理だ。
「そ、そんなこと・・・あったっけ・・・」
 もちろん真秀も一緒にお風呂に入ったことを忘れるわけがない。その時見た真っ白な七海のお股の部分にはオチンチンがなく、ただの一本線だけだったことにえらく驚いた。そしてその時、幼いながらも変な気分になったことがあった。今また柔らかくも弾力のある胸の谷間に自分の腕が挟まれるような状況に、その時に似たコウフンがよみがえってきて、真秀はどぎまぎしていた。
「お、おまえ、ちけーよ」
「ん?・・・なに?」
 アルバムを見るのに夢中になっていたため、よく聞こえず聞き返すように身体を傾ける。さらにむにゅんむにゅんと真秀に密着してしまう。
「だからぁ、くっつくなって言いたいの!」
 赤くなって離れようとします。
「そんなに近かった・・・かな?」
 七海は急に距離をとった真秀にシュンとする。
「おまえのさぁ、それがオレに当たってるの・・・わかる???」
「ぇ?・・・それって?」
 どこまでも無防備、天然な七海。真秀が急に距離をとったことの理由がさっぱりわかっていない。
「おっぱいだよ!」
 真秀が赤くなりながらも言い放ちます。
「おまえさぁ、オンナなんだからぁ、そーゆうのもっと気をつかえよ! 恥ずかしいじゃん」
「ふぇ?・・・ぁ、ぅ、うん・・・ごめん・・・なさい」
 七海は珍しく声を荒らげる真秀にびくっとする。頬を赤らめ瞳にうっすらと涙すら浮かべている。
「ば、ばか・・・泣くなよ・・・。そんな怒ってねーし」
 涙目になってしまった七海に、逆に真秀の方が動揺して、
「だ、だって・・・真秀が・・・んっ・・・ひっ・・・くっ・・・」
 急に距離をとり声を荒げた秀真に驚き、自分が気付かくて嫌われしまったと思いしゃくりあげる七海。どうしていいかわからない真秀は話題を変えようとして、
「でもさぁ、柔らかいんだな、女子のおっぱいって・・・」
 小5にしては発育のいい七海の胸元をチラ見して。
「あの・・まだ・・・ブラとかつけてないの?」
「スポーツブラなら・・・付けてるよ?」
 まだつけ始めている女子は少ない。七海も先日保健室の先生にコソッと言われつけ始めたばかりだった。
「そ、そうなんだ・・・。クラスの男子とかさぁ、七海の胸見てキョニュウだとか言ってイヤラシイ目で見てるから、気をつけろよ・・・」
 実は自分もそんな目で見てしまうときがあるので、真秀はそんなことを言いながらもなんとなくばつが悪い。

「このころはさぁ、ぜんぜん胸とかなかったのに・・・。あ、覚えてる? この温泉旅行の後のこと・・・」
「この後・・・?」
 真秀が怒ってないことがわかり、いつしか涙が止まっている七海。きょとんとし昔の記憶思い出そうとする。
「ほら、家に帰ってきてぇ、その翌日だったかなぁ・・・。温泉でお互いにハダカとか見たからぁ・・・なんか気になってさぁ・・・」
 真秀は赤くなりながらも一生懸命説明する。
「七海覚えてないの、マジで??」
「ん〜・・・あっ、もしかしてさぁ、お医者さんごっこのことぉ?」
 七海もようやく記憶の糸を探り当てる。あの頃はまだ裸を見られたから恥ずかしいとかそう言う感情はなかった。


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