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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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スイートルームの宴-8

愛する宮本。その自分のヒーローの真剣な目に疑う余地はなかった。しかし…

「だって、だって、あたし、疼くと宮本さんの友達の前でも足を開くんだよ。こんなふしだらな女、宮本さんに相応しくないよ」

数ヶ月これで悩んでいた。

「オレも同じだ。由香里さんとした後で、寛子さんを抱いている。だからお互いさまだ」

礼儀として、この場は敢えて新婦達の名前を挙げなかった。

(あたしともしてるのに− −ホントね、ここは淫乱な女の名前を出した方が効果的なのにね− −『淫乱』って…、ううっ…、悔しいけど反論できない…− −人のプロポーズ見ながらおまんこ弄ってるくらいだもんね− −あん、やだ、これって悠子さんでしょ− −あら、そうだっけ?あん、気持ちいい)

緊張に堪えられない優子のために悠子も合わせていたが、優子を含めこの場に居る者は真剣な眼差しで成り行きを見守っていた。

「あ、あたしの夢知ってる?教室で、生徒達の前でオナニーする事なんだよ。本当に変態なんだよ」

宮本に後悔をさせたくない。自分の淫乱さをわかって貰うために、由香里は改めて淫らな夢を口にした。

「ああ、知ってる。自分の妻がそんな事をすれば凄く興奮すると思う。だから早く実現できるように願ってる」

憧れの宮本が自分の夢を笑うどころか肯定してくれている。由香里の胸が熱くなった。

「ほ、本当にあたしでいいの?」

聞き返すのが怖かった。口から出た言葉は震えていた。

「ああ。由香里さん…、いや、由香里以外に考えられない」

呼び捨てにされた事でさらに胸が熱くなった。見開かれた由香里の目から、さっきまでとは違う種類の涙が込み上げてきた。

「でも…」

それでも由香里には言わなければならない事がまだまだ沢山有った。

「でも、あたし、いつもノーパン…、んふ…」

その言葉は宮本の唇で遮られた。抱き締められる宮本の強さで、その真剣さが由香里に伝わった。

もう自身の淫乱さを並べる言葉は要らなかった。それを全部引っくるめて抱き締めてくれる宮本に、由香里は重ねられた唇を開く事で応えた。

「んんっ…ん…」

絡められる舌と舌。この後の進行の事を考えれば、その先に進めなかったが、熱い2人の頭からは友人達の結婚式の事は飛んでいた。

「んんっ…うぅん…んあ…んふん…」

淫乱な2人はディープキスをしながらお互いの身体をまさぐり合った。

ズボンの上からでも、いつも以上に宮本の熱さを感じた。

(嬉しい…。エッチなあたしで興奮してくれている)

胸を揉んでいた宮本の手がドレスのスカートの中に侵入すると、

(あたしの興奮も知って欲しい…) 

由香里は幸せを噛み締めながら足を開いた。太ももに垂れた愛液がドレスを濡らしたが、それまでに十分染みを作っていた。

多すぎる愛液が宮本の指を割れ目の中に導き容れた。

「あうううっ!」

愛されている実感を伴う愛撫は、それまでとは感じ方が全く違った。舞い上がり昂った由香里の女体は、クリトリスを軽く擦られただけで激しい絶頂を迎えた。

「おっと…」

潮を吹いてのけ反る由香里を、宮本は咄嗟に片手で支えた。

宮本は安心仕切って身を任す由香里をそっと横たわらせた。もちろん、それはピクピクと絶頂の痙攣をする由香里を休ませるためではない。淫乱な由香里が次に何を望むかを十分理解していたし、何よりも自分の肉棒が由香里を求めてイキリ勃ったままだった。

宮本が性急にスラックスを脱ごうと手を伸ばしたが、それより先にベルトに触れる者が居た。

驚いた宮本が視線をあげると、悪戯っぽく微笑む悠子と目が合った。 


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