スイートルームの宴-5
その重なった快感の声に興奮した星司は、淫乱な２人が好むように、優子の胸を鷲掴みにし、女体に向かって激しく腰をぶつけていった。
パンパンと肉を打つ音と、ジュプジュプと肉棒が淫穴を擦る音と、
「ああっ、す、凄いのおぉ！ああん、ああん」
（あううん、いいっ、いいっ、ああん）
快感を示す２人の嬌声が広い部屋に響いた。
淫らな音と声は周りの者にも刺激を与えた。隣で激しく始めた星司達を見て、雄一は我慢できなくなってきた。そして、雄一以上に陽子の方が昂っていた。結局優子に触発されて、陽子が我慢できなくなるのはいつものことだった。
陽子は肉棒を頬張りながら、雄一を見上げて熱い視線を送った。それが何を意味するのかは星司でなくてもわかる。陽子の願いを理解した雄一は、腰を引いて陽子の口から自身の肉棒を解放させた。
ぬぽっ…
雄一の先走り液が糸を引き、上気した陽子は嬉しそうにそれを舌に絡めた。
「うふふ、美味し」
にこやかに微笑む新妻の女体を、昂った雄一が掴み起こして反転させた。
「きゃっ！」
小さな悲鳴を上げた陽子は、優子の隣でソファーに手を着いた。
「もう、乱暴なんだから」
そう言いつつも、陽子は夫の若々しい性急さを歓迎して尻を突き上げた。
雄一がウェディングドレスを捲り上げると、陽子は尻を揺すって愛液でヌメる淫部に誘った。
「オチンチン、ちょうだい…」
優子のウェディングエステ、と言うよりもレズ行為によって、若々しさが保たれた淫部に、雄一はイキリ勃った肉棒を突き立てた。
「いやああああん」
普段以上に気持ちが高ぶっていた陽子に、その一撃が強烈な快感を与えた。陽子の脳裏から披露宴の段取りは飛び、激しい雄一の責めに何度も絶頂を堪能した。
新婦達が昂りを覚える度に、悠子を介した新郎新婦達がそれを徐々にシンクロさせていた。
「あっ、また、あん、あん、イクウ、イクウううう」
「あっ、あっ、あたしも、ああん、ああん、イクウッ、あああん」
悠子に介され波及された快感の波は干渉し合った。
その数度目のキツイ締め付けに合わせて、新郎達が揃って新婦達の中に放った。
「ああん、おまんこの中に一杯出てるよぉ」
５人は結婚後初めての共同作業を終えた。
やはり由香里は撮影どころではなかった。悠子のシンクロに巻き込まれた由香里は、新婦達が味わっていた快感を共有しながら、自身の指で何度も達していた。
「あううっ、あ、あたしの中にも感じるううっ、あああああん」
花嫁達に中出しされたビュクビュクした感覚も、悠子を介して由香里も味わうことができた。
由香里に撮影を頼まれた宮本は、その使命感が故に、辛うじて由香里に襲いかかるのを理性で押し留めていた。そんな宮本の持つカメラのレンズの先では新婦達の動きがあった。
「うふふ、こっちにしよっと」
「うふふ、それもアリかも」
陽子が星司の肉棒を掴むと、優子も楽しそうに雄一のモノを掴んだ。新婦達は大役を終えたそれぞれのパートナーとは違う肉棒を咥えた。
宮本はそれを撮影しながら、ふと視線を由香里に向けた。由香里は幸せそうに咥える新婦達を見ながら涙を流していた。
（あたしには望めない…）
この時ばかりは、特殊な関係性を持つ５人が羨ましくて仕方がなかった。