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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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スイートルームの宴-14

「ちょっと待って」

優子を制した陽子は、今度はスマートフォンを操作して寛子のアドレスを呼び出した。陽子がコールボタンを押すと、それを待っていたかのように寛子の声が瞬時に返ってきた。

『はい、寛子です』

「はやっ!あっ、寛子さん、こっちが長引いちゃって、戻るのにもう少しかかりそうなのよ。だから……」

『わかってるって。もうホテルのスタッフには会場の外に出て貰ってるから、いつでもオッケイよ』

「えっ?どうして知ってるの?」

陽子は怪訝そうな表情を浮かべた。寛子に電話をしたのは、まさしくホテルのスタッフを会場の外に連れ出して貰うためだった。

これは『こんな結婚式だったら楽しいだろうな』と想像した陽子が、遊び半分の片手間に準備していた事だったからだ。

ここしばらくの陽子は、自慰に浸る時にはソレを想像しながら1人で興奮していた。しかし、その妄想は星司に筒抜けだった。

「わかってるよ。実際はやらないけど、妄想しながらオナニーくらいしてもいいでしょ」

星司の冷ややかな目を見た陽子は実現を諦めていたのだ。

しかし、悠子の暴走とそれに便乗した優子のゴリ押しで、なし崩しに進める事になったため、この場のやり取りを聞いた者以外には、わかるはずはなかった。

『うふふ、さっき会場のみんなにマスターの指示の念が届いたのよ』

スマートフォンから寛子の弾んだ声が響いた。

「え―――っ!星司が―――っ!」

悠子の力を借りれば、星司も自身の思いを【言葉】として念に乗せる事ができるのだ。

陽子は星司を振り返った。

「散々、冷たい目で人のオナニーを見てたクセに、もしかしてあんたが一番ノリノリなんじゃないの?」

陽子が、その時の星司以上に冷たい視線を向けて睨んだ。

「うふふ、星司くんのムッツリは治ってないみたいね。早く始めたくてウズウズしてるもの」

悠子の声がソファーから聞こえた。

「ち、違う!花嫁が3人とも望んでるから仕方なくだろ。それに念を飛ばせって言ったのは悠子じゃないか!」

星司がムキになったが、それが照れ隠しのためである事は、能力者でなくてもわかった。

「まあいいか。これ以上虐めたら萎んじゃうかもしれないしね。星司、今度はあたしとするんだから、各務家の次期当主としてしっかり勃起させなさいよ!」

弟に釘を差しながら、陽子はソファーで待つ優子の隣に腰を下ろした。

「うふふ、大丈夫ですよ。そうなったらあたしが勃たせるから。でも、こうすれば力を使うまでもないかも」

【癒す人】の優子が請け負いながら、満面の笑みを浮かべてウェディングドレスの裾を捲り上げた。

その笑顔に星司はゾクリとしたが、直ぐに現れた割れ目に視線を移した。

「ノリノリのアニキはいいとして、オレも晒し者になるのか…」

新郎新婦の中で一番まともな雄一が情けない声を出した。

「うふふ、姉ちゃんのおまんこ見てギンギンにしときながら何言ってるのよ。ほら、雄一はこれが好きなんでしょ」

割れ目を晒す【癒す人】の女体が、その女体に同居する幽体の姿に変わった。

「うっ…」

「うふふ、姉ちゃんのおまんこでピクピクしたあ」

悠子は弟のモノを見て嬉しそうに言った。

「雄一、諦めろ。この3人と関係した時点で後戻り不可能だ」

星司が雄一を諭したが、その言葉の通り、3人の女体を前に星司の肉棒は痛いほど勃起していた。 


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