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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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スイートルームの宴-10

「優子ちゃん、変な意思を反映させないでくれよ。今日くらいアニキだけにしとけって」

雄一は頼りにならない年上の義弟に見切りをつけて義妹に働きかけた。

雄一から見れば、妻の陽子の弟の星司は義理の弟で、その妻の優子は義理の妹になる。ややこしいことに、優子の体に同棲する悠子は実の姉になるのだ。

「嫌よ。だって、雄一さんもやりたがってるって悠子さんを通してわかるもん。義妹として、と言うよりも女としてそれは無視できないよ。うふふ、何よりもこんなに元気よく勃ってるし」

悠子から戻った優子の女体が雄一のモノを扱きながら言った。

「それは優子ちゃんが癒しの力を使ってるからだろ」

「あら?あたし使ってないよ。雄一さんはお姉さんのおまんこ見て勝手に勃ったのよ。ね、星司さん、あたし、使ってないよね」

優子が星司の証言を求めた。

「ま、まあ、そうだな。悠子に反応したようだ」

「うそだろ…」

星司の答えに雄一は愕然としたが、確かに姉の淫部にドキリとしたのは否めなかった。

しかし、常識人の雄一がこれ以上招待客を待たせる訳にはいかない。雄一は邪念を祓うように頭を振った。

「姉ちゃんも優子ちゃんも、式の後でたっぷりするから、この場は諦めてくれよ。ほら、陽子さんからも言ってくれよ」

感覚で物事を判断する能力者達よりも、この場で頼りになるのは情報解析のスペシャリストだ。雄一はいまだに敬称が抜けないままで新妻に声をかけて頼んだ。

しかし、ある事の情報を解析しようとしていたスペシャリストは、夫の言葉を聞いていなかった。

「星司、今日の招待客はどんなタイプが居る?」

それだけで星司には内容が伝わった。

「【B】と【C】は居ない」

困惑気味の表情を浮かべながらも、星司は【痴漢専用車両】で使う符号で答えた。

「とすると、各務家は元来【S】傾向だから問題ないし…」

【痴漢専用車両】では、痴漢に遭った際の女性のタイプを【C】【B】【A】【S】の4つに分けていた。そして、それが示す性格は以下のとおり。

【C】被害者意識が強く、直ぐに騒いで警察に通報するタイプ。

【B】純情で痴漢に遭うとトラウマになるタイプ。

【A】余り騒がず泣き寝入りし、直ぐに忘れるタイプ。

【S】痴漢行為を喜ぶタイプ。

それ以外に積極的に痴漢行為を求める【S+】がある。優子達【痴漢専用車両】のゲストは全てこのタイプだ。

男の場合、この符号の順はそのまま精力の強さを表していた。

因みに陽子が『【S】傾向』と切り捨てた各務家は、古い血筋が血の強さの現れで、そのまま性欲の強さの証左になっていた。また、その血筋が選ぶ伴侶も不思議とスキモノが多かった。

しばらく前までは親族に気を使っていた陽子だったが、悠子の介入により月司公認で星司と関係を持った事で、親族に対する遠慮が無くなっていた。

その陽子のつぶやきが続く。

「今日の招待客には子供は居ないし、美咲ちゃんも最近オナニーを覚えたからいいかな」

「しかし【A】も居るからダメだろ」

陽子の考え、と言うよりも陽子の考えを助長させようとする悠子の思惑に対して、星司は否定的に言った。

「何言ってるのよ。【A】って言っても殆ど【S】寄りじゃないのよ。初めは嫌な顔をしても直ぐに感化されちゃうって」

反対に悠子が星司の意見を即座に否定した。

「ダメですよ。あたしのお母さん、凄く真面目でタイプ的に【C】のはずだよ。絶対に受け入れないよ。結婚式の直前まで門限に煩かったの知ってるでしょ」

陽子達のやり取りの中で、悠子が何をやろうとしているのか気づいた優子が疑問を口に出した。 



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