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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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スイートルームの宴-1

【スイートルームの宴】

由香里の目的の部屋は最上階のスイートルームだ。宮本から受け取ったハンドバッグから、カードキーを取り出して豪華に装飾された扉を開けて中に入った。

「うわあ♪」

豪華な内装の広い部屋に2人は感嘆の声を上げた。リビングスペースだけで30畳はありそうだった。

中央に豪華な応接セットが置かれていたが、その内の3人掛けのソファーだけが広い空間に移されていた。新婦達がそこに仲良く座り、その後ろにそれぞれ新郎が立って新婦の肩に手を添えていた。

4人は目の前の三脚にセットされたカメラで記念写真を撮っていたところだった。

タイマーのシャッターが落ちるのを待って、新婚の4人は近づく2人に視線を向けた。

「あれ?宮本くんも来てくれたの?」

「だってあたしだけだと上手く撮れないと思って」

陽子の問いに由香里が答えた。雄一は宮本の顔を見て気まずそうな表情をしていた。

「『撮れない』って、何を?」

このメンバーなので薄々気づいてはいた。しかし、改めて間近に見る花嫁達の艶やかさに宮本は緊張し、何かを口にしたくて取り敢えず聞いた。

「せっかくウェディングドレス着てるから、それでやりたいんだって。で、せっかくだから、動画に撮って欲しいって」

由香里が説明をした。

「うふふ、でね、でね、サイトでみんなに見せちゃうの♪」

優子はいつもにも増して興奮していた。

「結構色んなアングルでレンズをセッティングしてるんだけど、やっぱり、固定じゃない絵も欲しいでしょ。こんなことホテルの人に頼めないし」

ハイな優子の言葉に陽子が補足した。【痴漢専用車両】の運行時でも、陽子は10ヶ所以上の隠しカメラのレンズをセッティングするのが常だった。今は隠す必要がないため、ざっと見ただけで数ヵ所のレンズが目に入った。

「うふふ、ホントに陽子さんたらエッチなんだから」

由香里が茶化した。

「でも、ウェディングドレスでやりたいって言い出したのは優子ちゃんなのよ」

「またまたあ。悠子さんがお義姉さんの心を読んで、エッチな願いを叶えてあげようってことだったじゃないですか」

「何言ってるのよ。星司に聞いたら、そもそも優子ちゃんがそれを始めに思い付いたらしいじゃないの。悠子を使ってあたしにエロい念を飛ばしといてよく言えたものね。それに、その【お義姉さん】はやめてって言ってるでしょ」

「じゃあ、エロ陽子」

「何よ、淫乱優子!」

「もう!どっちもどっちでしょ。2人ともさっきから、どこを触りながら言い合ってるのよ」

由香里が指摘したように、2人の新婦はウェディングドレスの上から股間を押さえながら、腰をモジモジさせていた。

呆れたように指摘した由香里だったが、自身のその手も既にスカートの下に入れて、割れ目の中を弄っていた。

「だって、早くしたいんだもん。ねえ、エロ陽子」「そうよねえ、淫乱優子」

共通の趣味を持つ2人は、仲良く向き合い揃って頷いた。

「でも由香里先生、いくら何でも宮本を連れて来なくても…」

ばつが悪そうに雄一が口を開いた。

「だって、あたしだけだと興奮して上手く撮れないもの。メカ音痴の寛子さんだったら、撮るどころか自分も参加したがるでしょうし。他の女性陣も似たり寄ったりじゃないかな」

「確かに」

それは全員一致することだった。

「ということで宮本さんに声をかけました。さあ、始めましょ。余り時間はないですよ。そうだ、初めは今みたいに記念撮影から始めましょう。宮本さんもここのカメラで動画をお願いします」

話を打ち切った由香里は、応接テーブルの上にある数台の動画用のカメラの一つを手にすると、宮本にも促し、新郎新婦がセルフタイマーで撮影していた三脚カメラに移動した。  


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