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人妻危機管理室長・危機
【鬼畜 官能小説】

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決行-2

(この人たち本気だわ)
女の本能がそれを敏感に察知していた。
「あなたたち一生を棒に振るつもり!今ならまだ間に合うわ!」
「フンッ、俺はとっくに人生捨ててらあ。あんたのお蔭でなッ!」
千佳の前に立ち、今にも飛びかからん形相だ。
「それは言い掛かりよ・・・。ねぇお願い。犯罪者にならないでッ!このまま帰してくれたら、警察にも会社にも黙っててあげるわ!」
「その高飛車な態度がムカつくんだよッ!」
作業台に転がる大型のスパナを振り上げた。
「ヒィッ!やめて後藤君!乱暴はしないでッ!」
「俺のほうが年上だぞッ!悟ッ!かまうもんか、その舞依って女、すっ裸に引ん剝いてたれッ!」
 悟が舞依のジャケットに手をかけた。いやっと激しく抵抗する女の華奢な手首を捩じり上げる。端正な顔立ちが苦痛に歪むのが、男たちの嗜虐心をいっそう煽り立てた。
「待って!」
大声を上げたのは千佳だ。
「舞依を巻き込まないで!この子はまだ結婚前の清い身体なの!」
 部下をかばう危機管理室長は、上等なスカートスーツと相まって、いっそう凛々しく見えた。
「ほう・・・清い身体ねぇ?」
男たちは顔を見合わせて、にやつき合った。
「舞依の処女はあんたが破っちまったんじゃねえの?」
竜也が悟に目配せした。スマートフォンを取り出した悟が何やら操作をし始めると、その画面を千佳の眼前にかざした。
「こ、これは・・・」
女同士が肩寄せ合って歩く場面から、ラブホテルに入るまでがスライドショーで表示されていた。明らかに千佳と舞依だ。
「お二人がレズだったとはね。あ、いや、あんたは亭主持ちだ。いわゆるバイセクシャルってやつか」
さらに
「旦那のチンポを咥え込んどいて、部下のマンコにもバイブをぶち込んでるのかい?それとも案外ぶち込まれる方だったりして」
男の侮辱的な問いに、反論もできない。軽率な行動を悔やんだが、もはや手遅れだ。
「私が犠牲になるわ・・・。だから舞依は許してあげて!」
 部下でもあり、恋人でもある舞依が男たちに嬲られる・・・。そんな姿を正視できる訳がない。
「身代わりになるってか?すっ裸で大股開きにされるんだぞ」
舌なめずりしながら竜也が言った。
「覚悟はできてるわ」
「室長!」
舞依が涙声で発した。
「いいだろう。約束しよう。ただし俺たちを満足させられたらだ」
形勢は完全に逆転していた。
「あんたが命令に従わなかった場合は舞依が恥ずかしい、あるいは痛い思いをすることになる。いいなッ!」
勝ち誇ったような残虐な笑みを、人妻の肢体に注ぎながら言った。
「分かったら返事をしろッ!」
パシッと鈍い音がした。竜也がパンツスーツに包まれた舞依の尻を平手打ちしたのだ。恐怖と不安に、ボーイッシュな美貌が歪んだ。
「分かったわ。だから舞依には手を出さないで!」
「気に入らねえなぁ、その上から目線・・・」
キャアーッと舞依から悲鳴が上がった。男たちがジャケットを脱がしにかかったのだ。ビリッ!と縫い目が裂ける音に、抵抗する女の手が止まった。結局上着を剥ぎ取るのに、十数秒とかからなかった。
「兄貴ッ!このまますっ裸にしちまおうぜ!俺もうチンポぱんぱんでさあッ!」
「ま、待ってください。謝ります、謝りますから・・・。本当にごめんなさい」
部下を救いたい一心で、深々と頭を下げた。その肢体を包む上質なネイビースーツがフルフルと震えている。
「やっと自分の立場が分かったようだな。最初からそう素直にしていれば、痛い思いをすることもなかったんだッ!」
ビシッ!・・・。再び大きく振りかぶった右手を、舞依の形のいいヒップに打ち下ろした。



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