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[有害図書]
【鬼畜 官能小説】

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[有害図書・後編]-12


『あ〜、愛ちゃん舌を噛もうとしてるぅ!』

「ッ……!?」


死を覚悟するまでに追い詰められた愛に浴びせられた言葉には、嘲笑が溢れていた。
やはり人外の鬼畜に人間としての感情など期待するのが間違いであり、それは愛がこの生き地獄から逃れられる術が無いという意味も含まれている。


『死んじゃった方がマシなくらい嫌なんだ?可哀想な愛ちゃん』

「ぎ…うひッ……いぃ…!」

『愛ちゃんが死んじゃったらセックス出来なくなるじゃない?そんなコトになったらオジサン淋しくて死んじゃうよぉ』


ギリギリと噛み締めてみても、手拭いが切れる様子はない。
何からも逃げられないんだと思った瞬間、愛の視界は暗闇に閉ざされた……だが、激しい頬の痛みに意識は強制的に引き戻された……。


『こんなに楽しいコトしてるのに、何を寝てるんだい?』

『そうだよ。尚人君との〈お別れ会〉の主役だろう?』

(ッッッッッ!!??)


またも日記帳が愛の眼前に突きつけられ、そして赤いボールペンも現れた……開かれたページは一番最初……初めて尚人が気持ち≠文面に認めた思い出のページだ……。


(な…何するのッ!?そんな…そんな酷いぃぃッ!!)


女性器をデフォルメしたイラストが、尚人の文面を覆うように書き殴られていく……まるで尚人の顔面に悪戯書きをされていくような、そして二人の大切な思い出までも汚されていく非道さに、愛は再び卒倒してしまった……。


『だからなんで寝るんだい?ほら、このオジサンが代わりに日記を書いてあげるってさ?』

『○月○日、晴れ。今日は知らないオジサン四人とセックスしました。オッパイもオマンコもクソ穴も気持ちよくて夢中になりました。尚人君のチンポなんか要りません。さようなら。へへへへッ、こんなモンかなあ?』

「む"〜〜〜〜〜ッ!!」


あの赤い文字は消せない……もう元には戻せない……愛はあの日記帳に自分を重ね、二人の関係が完全に修復不能になったと感じた……いや、これだけに終わらなかった……あの日記帳がゴミ袋に放られるや、愛の身体は背後から抱え上げられた……。


『……この日記帳も尚人に送ってあげるよ……クソ塗れにしてね?』

(ッ………!!!!)


耳を疑う言葉だったが、それは聞き間違いでもなんでもなかった。
巨大なガラス製の注射器のような物はさっき雑誌で見た物と同じ……タップリと牛乳で満たされた其れは浣腸器に間違いなかった……ここまでボロボロにされた愛でも許容出来ぬ変態行為が迫ると、眼球が溢れ落ちそうなくらいに泣き腫れた目を見開き、拘束と化した抱擁から脱したいと身体を捩った……。


『こんな物が手元にあるから諦めが付かないんだよ。クソでも喰らえって送ってやろうよ、ん〜?』

「ぶほッ!!む…むごぉ!?ふぎ…い"ーーーーーーッ!!」

『今からウンチの穴にチンポが入っちゃうんだよ?オジサンの大切なチンポをウンチ塗れにしたくないよねえ?そうだよねえ?』


尻を持ち上げるほどに突き立てられた浣腸器は、なんの労りも見せぬままに生温い牛乳を注入してくる。
見る間に尻や太腿は鳥肌で埋め尽くされ、下腹部はギュルギュルと腹痛を訴えて騒ぎ始めた。



(や…めてえッ!!お、お腹が……!?)


止まず注入され続ける牛乳……直腸を内部から強制的に膨張させられるという痛みは未知の領域であり、堪らず愛は其れから逃れたくて下っ腹に力みを入れてしまう……。


「む"ぎぃ"ーーーーーーーッ!!??」


悲鳴は爆笑とフラッシュに包まれ、絶望と引き換えに手に入れた開放感は再び異常な膨満感と腹痛に取って代わられる。


『あららッ!?オシッコも出ちゃったの?』

『雑誌に載ってた変態と同じになっちゃったねえ?もしかして撮られて興奮しちゃってるの?』


目を開けたまま、愛の意識は飛んでいた……浣腸を施され、排泄のコントロールを失わされた羞恥はそれだけで手酷いものがあったし、それに加えて日記帳を自らが汚してしまったという罪悪感は、とても耐えきれるものではなかった……。


『……ん?浣腸プレイで放心状態になってますよ?』

『宿便から何から全部ヒリ出したんだから気持ち良かったんだろうねえ。さすがドスケベ変態の愛ちゃんですよ』


セーラー服を着たダルマは床に転がされている。
猿轡を跨ぐほどに鼻水はベロンと垂れ、艶々とした黒髪は今や汗でベタつき、涙と脂汗に塗れた顔面にへばり付いている。
ツンっと勃起した乳首だけが目立つ胸板は激しい鼓動の為か赤く染まり、秘豆と肉花を見せびらかす幼器はヌメヌメと光り輝いている…………。






「尚人さん、今度の日曜日…大丈夫?」



現実から逃れた意識は、二度と見る事のない光景の真ん中に愛を置いていた。
豆だらけのゴツゴツした掌……白球を追うごとに出来た逞しくも優しい掌が、愛の華奢な手をそっと握る……。



大好きだよ……。
もう離れない……。



愛は尚人の胸に飛び込み、力一杯に抱き締めた……。



「い"ぎい"い"ぃ"ぃ"ぃ"い"い"ッ!?」


股間に走る激痛に、愛は現実世界に呼び戻された……身動きすら出来ぬほどに抱き締めてくるのは麻縄の緊縛であり、伸し掛かる強姦魔の鬼畜オヤジの腕である……。


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