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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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奴隷里紗との主従愛の序曲調教 4-1

 里紗は、サロンを尋ねた時はエアロビの見学が目的と窓口で話したようだが、実はSMの活動が、どのように行われているかも知ってみたいと思う心が強かったと話してくれた。そして状況にもよるが、お試し調教も経験できればとも積極的な思いをもって訪問したようである。
 サロンのインストラクターの案内で、エアロビ教室の見学を終えた後に、事務所の窓口で思い切って、女性雑誌に載っていた「お試しSM調教」とはどのようなことをするのか聞いてみたとのことであった。その時、事務所の人がSM教室の担当者に連絡を入れたところ、朋世女王が対応してくれたとのことであった。
 里紗は女王にお試し調教について聞いたところ、ちょうど会員になって間もないマゾ女性の調教を始めるところで、是非見学をと誘われたとのことであった。その見学で、女王から過去に縛られたり強姦されたりした経験があるのか聞かれたそうである。里紗は反射的に首を振って経験が無いと否定したけれど、里紗の表情を窺っていた女王は「貴女にはⅯ気がありますね」と指摘したようである。
朋世女王は、里紗に「よければ両手を前に出して」と言ったので、差し出すと、両手を素早く縄で縛られて、首の背後に持ち上げられ、そして残りの縄を胸に回され緊縛されたとのことであった。
 その姿のままで里紗は正座を命じられ、女王が調教を始めたマゾ女2名の調教を見学したようである。女王は里紗に見学にあたり、
「もし、この調教を見学していて、貴女の心身が興奮し変わるようなら確実にⅯ女の領域にありますから」
と言われて、二人の調教を見学したと話してくれた。
 目の前で調教が始まったが、調教を女王から受けたⅯ女性は、サロン支給の上着を身に付けていたが、その上着の下は全裸の状態だったようである。調教は胸縄緊縛の調教に始まり、やがて両乳房の強制露出におよび筆やローターでの乳房刺激が、さらに下半身への快感責めと乳房愛撫へと女王は調教を展開して、最後は性器へのバイブ挿入での快感責め調教で終わったようである。里紗は女王の調教は、厳しくもあるが、優しさのこもったもので、女のツボを心得た調教の様子にとても興奮したようである。
 女王による調教風景を見学して、里紗は過去の嫌な経験も思い出したが、身体が熱く火照り下半身が濡れるほどに興奮したようだ。そして、里紗は自分のⅯ性癖を女王の調教でより深い悦びを得られると思ったようである。なによりも、調教者が女性の女王であるのも魅力的だったようで、サロンのSM教室の正式会員の手続きを取ったという。
 会員になって、女王から調教を受け徐々に性癖の開発を受けるなかで、私を愛してくれる男性の主人を求めて、インターンシップ制度のオークションに応募したという。そして、ご主人様に落札頂いてめぐり合い嬉しく思っているとの気持ちを伝えてくれた。
 里紗は話し終わって、羞恥心からか黙り込みうつむいていた。私は肩に手を回し里紗を引き寄せ抱きしめた。ただ、私は里紗の嬉しい言葉を聞いたものの、里紗の過去を暴くような質問をし、おべんちゃらで落札され喜んでいるという言葉を発したまでで、本当は気分を害したのではないかと心配した。
 その心配は、念を押すように里紗が身体を震わせながら発した次の言葉で、私の懐いたその危惧は一瞬で消えた。
「ご主人様に落札していただいて奴隷生活を送れるようになって嬉しいです。いたらぬところがありますが、よろしく調教お願いします」
と顔を真っ赤にして絞り出すように里紗は言い放ったからである。
 私は、予想していなかった感情のこもった里紗の思わぬ言葉に、一瞬ひるんだが、私は嬉しくて思い切り抱きしめた。そして里紗の唇を奪うように荒々しくキスをし、しばらく抱擁しながら、耳元で「里紗ありがとう。二人で楽しもうネ。いつまでも…」とささやいていた。
 私が里紗を調教する権利を有する期間は、サロンの規定で僅か半年間の9月末までとなっている。私が里紗を引き続いて調教することを望み、そして里紗も望むなら、さらに半年間の再延長の願いの手続きをサロンにすれば、最長で翌年の3月29日までの一年間の調教期間が確保できる。一年間は長いようで、実際はあっという間に過ぎ去るのだと思うと、里紗と頻繁に会ってSMを楽しむ時間を作らねばと思った。


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