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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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油断-3

体育館に入ると、二面あるコートに片方ではバスケットボール、片方ではバレーボールの練習が行われていた。バスケットボールの方に目を向けるマギー。高島広徳は探すまでもなかった。
(あっ。アレじゃあモテる訳ね。)
高身長で甘いマスク。汗に濡れた髪がセクシーに見える。そしてドキッとするような筋肉を持ちながらも体はスリム。汗が輝いて見える。そして見るからにいい匂いがしそうだ。事実、広徳に熱い視線を送る女子が20人程いて黄色い声を上げていた。

休憩に入ると我が先と言わんばかりにタオルを持ち広徳に駆け寄る女子達。
(い、行きずらいわね…)
取り敢えず少し離れた場所からその様子を眺めていた。

すると広徳がチラッとマギーを見る。そしてタオルで汗を拭きながらマギーに歩み寄って来た。さすがに内心動揺したが、腕を組み平静を保ちながら広徳を見つめていた。

「お姉さん、見かけない顔ですね♪」
憎らしいぐらいに爽やかに、そして自然な笑みを浮かべてそう言った。マギーはその笑みよりもむしろ、その背後から突き刺すような視線で見つめてくる女子の存在の方が嫌だった。マギーは仏頂面で話した方がいいか、それとも余裕の笑みを浮かべた方がいいのか迷ったが、仏頂面だと逆に意識しているように思われそうなので余裕の笑みを選択する。

「高島広徳さん、ですね?」
背後にいる女子達とは違うのよ?的な雰囲気を出す。しかし広徳の口から出た言葉に思わず目が泳いでしまった。
「見とれちゃう程、美しいですね。」
そう言ってニコッと笑う広徳に思わず胸をドキッとさせてしまったが気を取り直す。
「良く言われるわ。」
その言葉に何故か嬉しそうな笑みを浮かべた。
「でしょうね。あなた、有名な女刑事のマギーさんですよね?」
自分を知っていた事に少し驚いた。
「YourTubeで?」
「とか色々です。お目にかかれて光栄です。」
いちいち笑顔が爽やか過ぎるし嫌味がない。こんな笑みを見せられたらたいていの女はコロッといってしまうだろう。
「私が刑事だと知ってるなら話は早いわね。少しお時間ありますか?」
「美人にはたっぷりと時間を取る主義なんで。いいですよ?食事でもしながらゆっくり話します?愛について、とか♪」
「食事も愛もけっこうです、満たされてるので。」
「そうてですか。じゃあ表のベンチ行きますか?少し涼みたいので。」
「いいですよ。」
マギーは女子達の攻撃的な視線を背中に浴びながら広徳と体育館を出てベンチに向かった。


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