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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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油断-1

「フフフ、腑抜けたヤリマンどもめ。」

男は鋭い視線ながらセックスにうつつを抜かす女刑事達を卑下するよいな笑みを浮かべ去って行った。



「今度プライベートで会う事になったので、そうしたら徐々に探りを入れてみます。」
浮ついた気持ちを押し殺しガルモへ潜入捜査をした昨夜の報告を若菜にする華英。その横でガルモでの姿など微塵も感じさせない毅然とした姿で立つ結衣。2人とも、とてもじゃないが風俗で燃えに燃えたという報告など出来る訳もなかった。

「プライベートは危険じゃない?大丈夫?」
「はい。」
「まー華英ちゃんぐらいの力があればある程度の危険は避けられるのかも知れないけど、でも女は初めから大きなリスクを背負ってるって事は忘れないでね?」
女は辱められている写真や動画を撮られたら終わりだ。今までそれらを世の中に拡散され人生をボロボロにされた女を腐る程知っている。若菜はそれだけが心配だった。

「結衣ちゃんもその…」
トラウマを突っ込まれそうになり結衣は物凄い剣幕で若菜の言葉に言葉を被せた。
「同じ過ちは二度と繰り返しません!」
あまりの迫力に若菜が狼狽える。
「そ、そう…。」
何も言わせんとばかりに目力たっぷりの視線で若菜を見つめ続けた。
「2人とも、GPS発信機だけは忘れずに必ず身につけておくのよ?わかった?」
「はい。」
そう返事してそれぞれ仕事に戻った。

「しかしあれ以降、犯人の動きがないわね…」
声明文を出した割には2人の張り付け事件以降、何の事件も起きない事を不審に思った。高島謙也県知事が圧力をかけて来た事から今回の事件は彼の関係者が起こした事件だと踏んではいたが、ビッツコインの関わりに疑いを持っただけでその先の進展がない。不謹慎な言い方かもしれないが、早く事件を起こしてくれればまた手がかりが増えるのに…若菜はふとそう思ってしまった。

「奴の息子、あたりましょうか?」
マギーが若菜の顔を覗き込む。高島謙也には大学3年の広徳という息子がいる。若菜らは自らが出てきて警察に圧力をかけてきたと言う事は、謙也にとって何が何でも守りたい人間なのではないかと言う予測を立てていた。YourTube、ビッツコインとの関わりから犯人の年齢は若いだろうと言う結論になり、息子の広徳をマークするかしないか話し合っている途中であった。

「マギー、広徳あたって?」
「はい。」
いよいよ広徳をマークする判断が下されたのであった。


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