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官能小説へのこだわり
【その他 官能小説】

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猥談-1

 「さあ しのえさんの手作り料理を頂くとするか」
風呂から上がった重蔵は満足気な顔で囲炉裏の傍の熊毛の敷物にどっかりと腰を下ろした。午後から仕込んであった具材を吊るした鍋にしのえは入れながら普段と違った様式の夕食を楽しんでいるようだった。
「旨そうだのう・・・これでスタミナをつけてといくか」
重蔵はしのえの顔を伺いながら言った。
「まだいけるんですか・・・凄い方ですね」
「褒めてるのか、呆れてるのか・・・まあどっちでもいいのじゃがお前さんの身体はなかなかのもんじゃ、天国の旦那も恨めしかろうの」
「重蔵さん、いつごろからそんなに女好きになったのですか」
「わしか、あの折原には話したが聞いてないか・・・わしが子供のころに覗き込んだ女の裸が溜まらんだな」
「お風呂でも覗いたんですか」
「そうじゃ、近所の女でな 田舎ではな昔はお互いもらい風呂と言って節約のため近所の者同士が風呂を共有したんじゃ、近所に年ごろで言えばお前さんより多少若い女じゃったがそれは色白で別嬪なオナゴでな、いたずら心で覗き込んだのよ、そりゃよかったわしのマラは勃起してよハハハ」
「まあ、いけない子 フフフ」
「いや凄かった、ケツはお前さんも負けんぐらいじゃ」
「いやだそんなに大きいですか」
「ええケツしとる、アソコもいいがな」
「まあ恥ずかしい」
しのえは少し頬を赤らめて煮立ち出した鍋を火から遠ざけるのだった。
「どこから覗いたんですのお風呂」
「板塀じゃ、昔は納屋と風呂場は板一枚の仕切りでなキリ一つあれば穴は開ける、脱衣場が覗けるように開けるのじゃ」
「気づかれなかったんですの」
「小さな穴じゃ判るものか、まして夜じゃスリルというかその人妻が脱衣場に立つのが何とも言えない気持ちじゃった」
「重蔵さん子供だったんでしょ、おませさんだったんですね」
「性の目覚めだったのかのう、昔の事じゃブラなんぞは着けてないから野良着を脱ぐと真っ白なでかいおっぱいが目に飛び込んできて仰天じゃった。」
「フフフ・・・」
「そして最後腰巻を解くと立派なケツを拝めた、アソコの真っ黒な毛も見えた」
「いやらしい方ね」
しのえは呆れた顔で言った。
「まあゆっくり喰って後から二ランドといくか」

ふたりはすっかり暗くなって冷え込んできた山奥の夜を迎えていた。

酔いがまわってきた勢いは重蔵の口を更に軽くしていた。
「お前さん、風呂場ではどうじゃったかのう、わしは満足だったがお前さんはどうじゃった、感想を聞きたいんじゃが」
「セックスの事ですか・・?」
「むろんじゃ」
「よかったですよ、久々でしたし・・主人とも違って」
「そうかそれはよかった、わしはな遣るときはオナゴの肉体を眺めながら指で撫でたり舌で舐めたりして味を確かめるんじゃ、そして反応を確かめながらマラを入れ込むのじゃ」
「重蔵さんの目は血走って不気味でしたわ、でも舌と指の愛撫で忘れていた悦びを感じてしまいました」
「そうか、ヒイヒイいってたものなハハハ」

「しのえさんマムシ焼酎でも飲むか、去年から焼酎に漬けてある、どうじゃ」
「ええそんなお酒はじめてですわ、美味しいんですか」
「まあ飲んでみろ、あの戸棚の奥にある、持て来てくれんか」
「はい」
しのえは重蔵の言った戸棚を開けた、数本の中に浮かんだマムシの姿に驚いた。
「これですの・・・気持ち悪いですわ」
「持ってこい、綺麗だろうマムシの模様、こいつを呑んだら男も女も絡むにはもってこいじゃ」
重蔵は恐る恐る持ってきた焼酎瓶から湯のみ茶碗に誑し込むと一気に飲み干した。
「大丈夫ですの、そんなに一気に飲んで」
「フー・・・・最高じや、体が火照ってきたぞ、後はお前さんと遣るだけじゃ」
「呆れた方ねフフフ」
「今夜は冷え込むぞ、お前も呑め そうすりゃあアソコも火照って欲しくなるぞ」
しのえは重蔵の勢いに呑まれたのかぐい飲みに焼酎を誑し込んだ。
「ヨシその調子だ・・一気に飲め」
けしかけるように言った、しのえも目を閉じると思いっきり口から流し込んだ。
焼けるように喉を通ると体が一気に熱くなるのを感じていた。
「さあ寝床へ行くぞ、後家さんの味をとくといただくとするか」
重蔵はしのえの腕をつかむと重い寝床の戸を開けて中に入って行くのであった。


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