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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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フェロモンの威力-1

「失礼しまーす。」
浜野は開発室を訪れた。いよいよイヤン全店での取引が始まり、その報告と分けて貰ったフェロモン成分のおかげで素晴らしい彼女が出来た報告も兼ねて深名恭子の元を訪れたのであった。
「あ、浜野くん。」
ピンクモアールの販売実績は浜野が社内でトップであった。イヤンに続き現在コンビニ大手のヘブンイレブンへの導入も決まっていた。次に狙うのは若い女性に人気のファッションショップ、oliverだ。その相談もしたいと思っていた。

「深名さんの開発したピンクモアール、大ヒットですね!さすがです。」
恭子は嬉しそうな表情を浮かべて言った。
「浜野くんがたくさん売ってくれたからね!ありがとう。」
そこそこモテそうなのに何故かモテない浜野をいつも気にかけていた恭子。そんな浜野の活躍は嬉しかった。

「ところで、俺、彼女が出来たんですよ!」
恭子は満面の笑みに目をまん丸くして喜ぶ。
「本当!?おめでとう!ねー、誰??」
「イヤン本部の事務員さんです。」
「えー!すごーい!!可愛いの?誰に似てる??」
「足立梨花を大人っぽくしたような感じですかね。」
「えー!?じゃあ美人じゃん!写メとかないの??」
「あります。」
浜野は麻夜と普通に肩を並べて自撮りした写メを見せる。
「マジ!?超美人じゃん!!えー!信じらんない!!」
自分の事のように喜ぶ恭子は小悪魔のような笑みを浮かべて肘で浜野を突いて言った。
「使ったわね?フェロモン♪」
浜野はニヤっと笑う。
「はい♪」
まるで悪代官と悪商人のように見える。このこのこのっ、と肘で何度も突く恭子に頭をかいて照れた。それから麻夜がどう言う女性からザッと説明した?

「いやー、マジ効きますよ、あのフェロモン成分。いきなり部屋に誘われて、ヤッちゃいました!ヤッてる途中に結婚してと言われてびっくりしました!」
「え?そこまで…?」
「はい。何だか良く分からないけど、もうあっちは俺にメロメロで何でも言うこと聞いてくれるんですよ!しかもあんな美人から結婚してくれって言われたらオッケーするじゃないですか?そしたらもう婚約したようなもんだから中に出してもいいって付き合って2週間ですが、もう何回中に出したか分からないっす!」
興奮気味に話す浜野を見て恭子はどこか不審がるような顔つきで浜野を見つめていた。


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