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リンの未来
【調教 官能小説】

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6.調教-1-1

6.調教-1

「これを着けるぞ」
 1回戦を終え、2回目に向けてリンを再び十分に濡らした後、シュゥが手にしていたのは黒光りする革製の手枷、だがリンにはそれが何だかわからない。
「両手を前に出しなさい」
 リンが素直に両手を差し出すとシュゥはその手首に枷を巻いた。
 枷には頑丈なリングが取り付けられていて、ちょっと物々しいナスカンもぶら下がっている。
 リンは何のためにそれを巻かれたのか理解した、このところシュゥはリンの両手首を後ろで重ねて押さえつけたりして来ている、だがそうすることでシュゥの手もふさがってしまう、これを使うことで両手を空け、自分の身体をもっと自由に扱うつもりなのだ。
 それを嫌だとか怖いとか思わなかった。
 両手を束ねられると身体の前面は無防備になる、そしてこれを使えばシュゥは無防備になった身体を存分に弄ぶことができるのだ。
 拘束されて身体を自由に弄ばれる、存分に蹂躙される、そんなイメージにリンは身体を火照らせてしまう。
 
 この1週間ほど、リンは毎日のように違う体位を取らされている、それぞれの体位は初めて経験するものであっても挿入される瞬間は想像できる、(入って来る!)と思うとリンは自分のあそこがシュゥを求めていることを思い知らされる、お腹がキュンとなって背筋に電気が走ったようになり、実際に入ってくれば電気は脳天に突き抜けるのだ……ピストンを受け止めるのはまだまだ苦しい、押し込まれる時には肉を掻き分け、押し広げられる感覚はまだ強いし、引かれれば膣ごと裏返されてしまうような錯覚に陥ることもある、だが、それすらもリンにとっては快感なのだ。
 そして、経験豊富なシュゥはどうしたらリンが悶えるのかをすでに把握している、その上で試行錯誤も厭わない、そのシュゥが用意した物ならば、それはリンを更なる高みに連れて行ってくれるものに違いないのだ。
 
 シュゥはリンの両手首を後ろ手にして枷の金具を止める、これでリンは腕を使うことができずに身体の前面は全くの無防備、そして背面座位で抱え上げられる。
 まだ挿入はされていない、ペニスはリンの両腿に挟まれて屹立している、そしてその長さはそれが挿入された時、腹の中のどこまで達するのかを示している、リンはそれを見ると子宮がきゅっと締まるような感覚に襲われる……と、シュゥはベッドの角に移動し、リンの足を宙に浮かせると腿裏を抱えて軽く持ち上げ、ゆっくりとペニスの上に下ろす。
「ああっ……」
 拘束されての挿入……それを想像しただけで身体を火照らせるリンである、挿入されただけで軽く逝ってしまった。
 そして、シュゥはまだリンを揺らさずに左手で乳首を、右手でクリトリスを愛撫し始める。
「ああっ……あああああっ……」
 それはリンの予想以上だった、乳首を、クリトリスを愛撫されると膣がきゅっと締まる、するとそれまでもが膣への刺激となってリンを責め立てるのだ。
 そしてシュゥはゆっくりと膝を上下させてリンを揺らし始める、しかも膣が締まる瞬間を測って突き上げるのだ。
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
 元々ギリギリのサイズ、それに加えて膣の締まり、そして手が使えないことで体重がすべて結合部にかかる。
 その三つの要素が相まって、破瓜の時同様とまでは言わないまでも、2〜3回目の頃のような苦痛を味わう……だが、その頃はまだ苦痛が先に立つばかりだったが、今となっては苦痛も快感に変換されてしまう。
「ひぎぃぃぃぃぃぃ……」
 激しく身悶えするリンに対して、シュゥは新たな責めに転じた。
 両手で腿裏を抱えてペニスが抜けるギリギリまでリンを持ち上げると、ぱっと手を離す。
「あぎゃぁぁぁぁっ!」
 リンの全体重が落下の加速度を伴って結合部に。
「あぎっ!……あぎゃっ!……うぎっ!……」
 落とされる度にリンは激しくのけぞり身を震わせる、シュゥにとってそれはペニスへの物理的刺激以上に感性に働きかける痴態だ。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
 ようやく上げ落としが止むと、リンは激しく息をつく、だが、少し間を空けてまた持ち上げられた。
「あああっ、もう、これ以上……あがっ!」
 リンがのけぞって天を仰いだ瞬間を捉えて、シュゥが上から押さえつけるように唇を押し付ける。
「んぐ……んんんんん……」
 まだ息苦しい上に唇を塞がれたリンは身悶えする、が、シュゥの狙いはそこではなかった。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
 唇と左腕で頭を押さえつけられ、右腕を腹部に巻きつけられたリンは上下動を封じられた、その上でシュゥは胡坐をかいて膝を激しく上下動させ始めたのだ。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
 上半身をがっちりと押さえ込まれたリンの下半身に激しいピストンが叩き込まれる、叫ぼうにも唇はふさがれ、上半身は身動きできず、腕は自由を奪われている、下半身だけがシュゥのピストンに晒されているのだ。
 
 あまりの刺激にぴんと伸びていたリンの両脚がだらりと下がり、背中がぐにゃりと曲がる……逝ったのだ。
 だが、シュゥはまだ射精に至っていない。
 シュゥは後ろから挿入したままリンをベッドに横たえる。
 そしてリンの身体の芯を失ったかのように力なく横たわる身体にピストンを叩き込む。
「あがっ」
 リンは一瞬のけぞったが、ベッドに顔をつけてしまうと動かなくなる、ひっきりなしに頭を振るので何とか意識を保っていることがわかる、腕が自由ならばシーツをぎゅっと掴んでいるところだろうが、それもできないリンは頭を振るくらいしか意識を保つ術がないのだ。
「おおおおおおおっ」
 二度目にしては大量の精をリンの奥深くに注ぎ込んでシュゥが果てた。



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