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天国に一番近い地獄
【学園物 官能小説】

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少女の指あそび-3

 その週の土曜日、学校が休みで美雪は自室からテレクラのフリーダイヤルにかけた。
 美雪はこの土曜日が待ち遠しくてしかたがなかった。エッチなことをいっぱい考えた。考えるとおしっこのあたりがムズムズして、ワレメがヌルヌルになった。でも、どうしていいかわからなかった。ユミにも聞くことができなかった。

 最初に出た相手が若い男だったので話をせずに切った。2回目も若い男だった。3回4回といくらかけても若い男しか出ない。何10回かけただろう、もういいかげんやめようと思ったとき、落ち着いた声が受話器の向こうから響いてきた。
「こんにちは・・・」
「あ、あの、あの・・・」
「おや、可愛い声だね。何年生かな?」
「ご、5年生」
 言ってしまって美雪はしまったと思った。小学生じゃ相手にしてもらえないとユミから言われていたからだ。切られちゃうのかなと思っていたら、
「そいつは驚いたなぁ。僕は小さな女の子が大好きなんだ。名前を教えてくれる?」
 ユミの話を聞いていただけに、意外な気持ちがした。
 小学生を好きな人もいるんだ。ひょっとしたらいい人なのかもしれないな、と美雪は思った。
「ミユキ・・・」
「そうか、ミユキちゃんかぁ。可愛い名前だな。よく、テレクラに電話するの?」
「ううん、今日が初めてなの。友達がしてるって聞いて」
「そうかぁ。はじめてなんて感激だなぁ! ミユキちゃんはエッチなことなんかに興味があるのかな?」
「えー、そんな・・・、ちょっとだけです・・・」
「そうかぁ、ちょっとだけかぁ。でも、5年生になったら、エッチなことに興味を持ったってはずかしくないんだよ」
「そうなんですか?」
「そうさ。ミユキちゃんは、もう初潮はすんだの?」
「ショチョウ?」
「ハハハ、はじめての生理のことだよ」
「ううん。まだ」
「もう、5年生ぐらいだと生理になってる子もいるだろ?」
「何人ぐらいいるかわからないけど、ユミちゃんは生理あるって言ってた」
「そうかぁ・・・。ミユキちゃんにも、早く生理が来るといいね」
「そうですかぁ。わたし、わかんないです」
「うんうん、もうすぐわかるようになるよ・・・」

 美雪は不思議な気分だった。見ず知らずの男の人と生理の話をしてるなんて・・・。

 普通だったらぜったいにあり得ないことだった。でも、なぜかイヤではなかった。それは、相手のやさしい語り口のせいかも知れなかった。美雪は知らずしらずのうちに踵をアソコに押し当てていた。その部分からジーンと痺れるような気だるい感触が沸き上がってきていた。

「オッパイなんかは膨らんでるの?」
「ううん、まだぜんぜん」
「そう、じゃぁ、オマンコもまだツルンとしていて毛なんか生えてないんだね」
 電話口でオマンコとはずかしい言葉を言われても、美雪には嫌悪感がなかった。それより、そう呼ばれている部分のジンジンが強まってきていた。
「はい」
「それじゃぁ、オナニーもしたことないのかなぁ?」
「オナニーですか?」
「うん、オナニー・・・」
 聞いたことある言葉だったが、意味までは知らなかった。
「しらなーい」
「そっかぁ、それはぜひ教えてあげたいなぁ」
「それってムズカシイことなんですか?」
「ムズカシクはないけど、ちょっとしたコツはいるかなぁ・・・」
「教えてくれたらフェラしてあげます」
「フェラって、フェラチオのこと?」
「オチンチンをなめるやつ。それって3万円ぐらいくれるんでしょ。友達、フェラで3万円もらったって。処女だと30万だって言われたけどやめたの。おじさん優しそうだし、オナニーのしかたを教えてくれるなら、フェラはただでいいから・・・」



 2時間後、美雪は自宅の近所の駅で、その男性と逢った。年齢はわからなかったが、父親より年上であることは間違いない。それでも、祖父ほどではなかった。左ハンドルなので外車なのだとわかった。金持ちらしい。着ているものも上等そうな感じだった。男性は、大学病院の医者だと名のった。

 お医者さんなら、心配はいらないな・・・。

と美雪は思った。

 車は都会の喧騒を避けるように高速道路に入り、20分ほど走ったところでインターを降りる。そして、すぐ近くのホテルに滑り込んだ。一個一個別棟になっているところでガレージから直接室内に入る形式だ。あとで「ラブホテル」というエッチなことをするためのホテルだと教えられた。そんなためのホテルがあるということに美雪はびっくりした。


 室内は明るくきれいだった。ソファと大きなベッドがあった。どうしていいかわからず立ちすくんでいる美雪に、男の人はハダカになるように言った。
 美雪ははずかしかったが、
「オナニーをしていいカラダかどうか調べなければいけないからね」
という言葉に素直に従った。

 相手はお医者さんなのだ。まかせておけば安心なんだ・・・

 ハダカになった美雪を、男の人はいろいろな方角から眺めた。
「なんて可愛いんだ」
 と、何回も褒めてくれた。発育のいいユミと違ってクラスでも小柄で、胸もほとんど平らな子どもっぽいカラダなのでお金をもらえなかったらどうしようと心配していた美雪は、なんだかとても嬉しくなった。


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