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天国に一番近い地獄
【学園物 官能小説】

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少女の指あそび-1

「もう、最悪だぁ・・・」
 夏服の半そでセーラー服のリボンを解きながら、美雪はつぶやいた。帰りの満員電車で、後ろに張り付いた男の手が、尻の谷間をゴソゴソ探っていたのだ。まだ中学1年生、体つきも小柄なので美雪がチカンに遭ったのはこれが2回目だ。

 セーラー服を脱ぎ捨てると純白のジュニア用ブラ一枚。姿見に幼いカラダを映してみる。
「カッコ悪いなぁ・・・」
 紺のスカートに白のソックスを履いたちっぽけな少女がそこに立っている。スレンダーな体つきは、まだ、小学生といっても通りそうなくらい華奢だ。ほんとうは、まだブラジャーをするまでもないのだが、友達の手前しないわけにはいかない。なにしろ、もう中学生なのだ。

 でも、最近では、少し悩みはじめてさえいる。同級生達との比較もさることながら、妹の歩のカラダのことだ。初潮もまだなのに、けっこうバストが膨らんできている。自分が5年生のころは真っ平らだった。
 もっとも、歩は美雪に比べると少しだけ肉付きがいい体型なので、そんな感じに見えるのだろう。しかし姉としてはあまり愉快ではない。風呂上がりに上半身ハダカでうろうろしている姿は子どもそのものなのだが、あきらかにオトナへの変化を迎えようとしてきている。

 思い切ってブラをはずしてみる。
「あーあ、最悪だぁ・・・」
 鏡の中の自分に語りかける。
「歩にも負けちゃってる感じだものなぁ・・・」
 スカートを落とす。まだ骨盤の張りも小さい。よく見なければ、男の子見間違えられそうなカラダだ。
 鏡を見ながら、そっと胸に手をやる。先端の突起を指先でそっと擦る。
「あふぅ・・・」
 思わず腰が砕けになりそうになる。
 まだ、乳首ははっきりとした形を持っていない。ピンクのツルツルした部分が噴火寸前の火山よろしくプクッと突き出しているだけだ。それに、ほんの少しだけ胸の膨らみが続いているだけだ。だから、強く触りすぎると痛い。
「陽子先生…」
 頭の中で、ついさっき別れたばかりの陽子の美しい姿を思い起こす。その白魚のような指がわたしの体をなぞったのだ・・・。こんな子どもっぽい体つきでハズカシイけど、陽子先生は「かわいい」って言ってくれるのだ。
「陽子先生・・・」
 今度は、もう少し大きく声に出してつぶやいてみる。カラダの中を電気が走ったように痺れてくる。もう立っていられない。大人っぽくなってきたとはいっても、歩はまだこんなことしてないだろうな、とぼんやり頭をよぎる。

 美雪は鏡の前に腰を下ろした。気がくと下着が濡れている。
「やだな・・・」
 女は損だと美雪は思っていた。生理はあるし、すぐにココが濡れちゃうし・・・。
 生理は中1の6月に始まった。同級生の中では遅い方だった。あせっていたところに来たのでうれしかった。でも、うれしかったのは最初だけだ。オナカは痛いし、ナプキンはゴワゴワして快適ではなかった。
 生理以外の時は、ほとんど美雪のソコは濡れたようになっていた。中等部に進学し、陽子が担任になってから、それがひどくなった。
 美雪は下着を脱ぎ捨てる。脱いだばかりの布は、秘唇の当たっていたところにべったりと生々しい潤みが着いている。

 あのおやじに触られたからじゃないわ。陽子先生がココを愛してくれたから・・・。

 美雪は下着を汚らわしいもののように投げ捨てると、鏡に向かって脚を大きく開く。
「先生、見て、美雪のオマンコ・・・」
 鏡を先生に見立てて脚をさらに開く。ワレメの上端にあわあわとした繊毛が申し訳程度に付着しているほかは、ツルンとしたたたずまいだ。
 脚を目一杯広げても、美雪のワレメは口を閉ざしたままだ。その一本線の中心に中指を差し入れる。たちまち、室内に甘い肉花の薫りが漂いはじめる。
「ああん、イヤァ、陽子先生ぃ・・・」
 陽子の指の記憶をたどりながら美雪は夢中で秘唇に指を這わせた。


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