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渡れない岸辺
【兄妹相姦 官能小説】

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1-2

「ま、それはさておき、昼時だな、何が食べたい? フランス料理とか言うなよ、学生だからね、そんなに金はないぞ」
「あのね、お母さんからお金貰ってきた、美味しいもの食べさせてもらいなって、お兄ちゃんにもね」
「へえ、それはありがたいね、よし、イタリアン位ならいけるかな?」
「う〜んとね、ラーメンが食べたい」
「は? ラーメン?」
「新宿って有名なラーメン屋さんあるでしょ?」
「ああ、なるほどね、向うじゃあんまり凝った店はないからな」
「うん、醤油か味噌だけ」
「よし、日本一になったことのある店に連れて行ってやるよ」
「やった!」
 年上の由紀とのデートも楽しかったが、無邪気な妹とのデートは肩肘張らなくて良い分また別の楽しさがある。
 
「わ、本当に行列出来てるんだ」
「う〜ん、これだと3〜40分待たされるぞ」
「お兄ちゃん、嫌?」
「それほどでもないよ」
「じゃぁ、並ぼうよ」
 妹には本当にラーメン屋に行列が出来ていることすら面白いらしい、行列嫌いでいらいらしている友達と行列するのは苦痛だが、行列そのものまで喜んでいる妹と一緒なら全然苦にならなかった。
「初めて食べた味、すごいね、ラーメンじゃないみたいだった」
「気に入った?」
「うん、友達に自慢する、行列のラーメン食べたよって」
「そうか、次どこ行きたい?」
「渋谷! ここから近い?」
「ああ、十分もかからないよ」
「ホント? あの交差点って駅前なんでしょ?」
「ああ、スクランブルね」
「ハチ公もいる?」
「ああ、いるよ、行こうか」
「うん!」
 確かに初めて渋谷に出てきた時はテレビによく映るスクランブル交差点を渡る時、「ああ、俺は東京にいるんだ」と感じたものだ、今となってはただの人ごみだが……。
 その日は渋谷を歩き、原宿、表参道をひとしきり散策した、麻衣はテレビなどでよく見かける風景の中を歩き回ることができてすっかり興奮している。
 夕食は少し奮発してイタリアンの軽いコースにした、表参道の洒落た店である。
「なんか……場違いな感じ」
「なにが?」
「あたし……もっとおしゃれして来れば良かった、お化粧も……」
「全然平気さ、むしろ新鮮だと思うよ」
「新鮮?」
「ひらひらしたスカートはいてバッチリ化粧した女の子ばっかりだろ? 麻衣みたいに自然な感じの方がずっと可愛く見えるよ」
「うそぉ……」
「いや、ホントさ」
 一緒に歩き回っている時はあまり感じなかったが、こうしてテーブルを挟んで向かい合うと麻衣は中々可愛らしい。
 モデルの様に細身の娘は沢山いるが、適度にぽっちゃりした麻衣には女らしい柔らかさを感じる、髪を明るい色に染めている娘は多いが、麻衣の黒髪の方がつややかで奇麗だ、バッチリと化粧をしている娘は多いが、健康的に日焼けしている麻衣の方が肌に張りもあるし肌理も細かい。
 そうやって改めて見ると、妹ながら中々魅力的な女の子でもある、目は一重瞼だがぱっちりと大きく、少し垂れ気味なのも愛嬌があるし、小ぶりの鼻も愛らしい感じ、ちょっとぽってりした唇は肉感的ですらある。
 少し小柄だが手足はすっきりと伸びているし、ブラウスの襟元からはくっきりと胸の谷間が覗いている、ウエストの締まりはまだこれからといったところだろうが、ふわりとしたスカートの上からでもヒップの豊かな肉付きが覗える。
 大体、髪を黒髪に戻し、化粧を落としたらバケの皮がはがれそうな娘は沢山いる、過度の細身は服と一体で魅力的なのであって脱がせたらがっかりしそうな体つきの娘も多い。
「何? じろじろ見たりして」
「いや、麻衣、女らしくなったな、可愛いよ」
「え? うそ……」
「いや、マジで……」
「お兄ちゃんにそんな事言われたら緊張しちゃう」
「ははは、兄妹だろ?」
「それはそうだけど……」
 ちょっと緊張した感じで俯いた麻衣はかなり魅力的に見えた。
 ちょっと固い雰囲気が流れたが、前菜が運ばれてくるとまた麻衣の目が輝く。
「わぁ、奇麗な盛り付け、お皿も凄くおしゃれ」
 無邪気に喜ぶ妹の姿に、雄介の気持ちは和んで行く……。
 
 雄介は正確には東京住まいではない、一、二年を過ごした横浜市港北区の校舎の近くに今も住んでいる、都心の校舎の近くでは家賃が高く、敷金、礼金もバカにならない、それに講師をしている塾も徒歩範囲内なので都合がいいのだ、学生街から発展してきたこの町の雰囲気が気に入っているせいもある。
 駅を降りると港北の校舎に続く並木道が見える。
 
「わぁ、お兄ちゃんここに通ってるのね」
「今はこっちじゃないよ、ここは二年まで」
「うん、そっちも見たいけど、この並木道もよく写真で見た、素敵ね、歴史があるって感じ」
「まあ、古い校舎もあるしね、並木道自体も結構古いよ」
「お兄ちゃん、すごいなぁ……ホントにここに通ってたんだ……」


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