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人妻強制自慰 彷徨う濡れ指
【熟女/人妻 官能小説】

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本番-2

 指先で掬い取った粘液を肉の蕾に塗り付けた。そしてその可愛らしい突起の周辺を巡るようにグルグルと指を回した。
「ん、んんっ、んはぁ……」
 堪らず声が漏れ、腰がビクンビクンと跳ねる。悦んでしまっている自分の声が耳朶をくすぐり、更なる力を指先に与え、それはもはや触るなどという生易しいものではなく、虐めるという表現が似つかわしい程に荒々しく蕾を弄くり回している。
 痛めつけられている蕾の方は、歪み、潰されて悲鳴を上げている。しかしその悲鳴は強烈な快感となって下腹部の奥深くにジンジンと浸透し、由紀子の顔には隠しようのない恍惚の表情が浮かんでいる。ギュっと眉根を寄せ、口を半開きにして涎を垂らし、頬は少し笑ったように緩んでいる。
「あっ、ああっ、くうぅ……」
 もはや由紀子は自分が悦楽に沈んでいることを隠そうともしないで自慰に没頭している。その様子を、カメラは全て捉えている。
「ああっ、あなた、正則さん。これで、これでいいのね? これであなたは救われるのね」
 由紀子は両足を左右の手摺の上に乗せ、腰を突き出した。
「さあ、見て下さい。私のここを。私のしていることを。そして私の夫をお救い下さい。私はその為にこんなことをしているのですから」
 指の動きだけでは物足りなくなったのか、彼女は腰を持ち上げて揺すり始めた。
「んあぁっ、ああっ、あ、あ、あ、ああっ……」
 たわわに実った重量感のある美しい乳房は激しく揺れて体にあたり、タプンタプンと音を出している。
 艶やかな黒髪を振り乱し、顔を歪め、むっちりと白い太腿を限界まで 開いて秘肉の谷間を剥き出しにして弄くり回している由紀子に、もはや迷いなど感じられない。一心不乱に自分の体を虐め、快感を貪っているのだ。
 そこには普段の貞淑で朗らかで物静かで恥ずかしがり屋の由紀子の姿はない。ただひたすらに快楽に溺れ、そんな自分に更に欲情して悦びの声を隠そうともしない怪物が、ソファの上で蠢いているだけだ。
 リビング中に彼女のその部分が発する甘い香りが立ち込め始めた。それは微かな酸味で鼻腔を突くと同時に渋みで舌を痺れさせる。
「ここを使います」
 宣言するや否や、由紀子は空いている左手の中指を女の壷口に押し当てた。右手は蕾を弄り続けたままで。
 そして柔肉を押し開き、指を一気に突き込んだ。
「くうぅ……熱い。中がこんなに熱いなんて。そしてこんなに締まってくるなんて」
 自分の指を咥え込んだ肉壺が、キュッ、キュッ、と締め付ける様子が外からも見えている。
 指が引き出された。それはドボドボに白濁した粘液を纏わりつかせている。由紀子はその指を口に含み、舌でペロリと舐めた。
 ガーン、と頭を殴られたような顔をして彼女は呟いた。
「これが。これが私の味? 正則さんがいつも味わっている私の味なのね。どんな料理にもどんな飲み物にも例えられない。それでいて、これ以外には考えられないくらいに強く深く優しく荒々しい」
 指が再び肉壺に突き入れられたそしてそれはゆっくりと出入りを繰り返し始め、徐々に、徐々にその速度を荒々しさを高めていった。
「ん、ん、ん、ん、んんっ!」
 ジュプジュプと音を立てて出し入れされている指は、いつの間にか二本に増えていた。 「んあっ、あ、あ、あっ……」
 止まらない。もう止まらない。裂けそうなぐらいに足を開き、腰を上げ、剥き出しになっている股間を両手で痛めつけながら悦びの声を上げ続ける由紀子。
 その体が微かに震え始めた。それはだんだん大きなうねりとなってその身を揺らした。
「んぁあぁあああぁぁぁっ!」
 由紀子はグィっと上体を反らしてソファの背もたれにあずけ、固く目を閉じ歯を食いしばった。
「い、い、イク……イってしまう、い、いいいいいい、い……」
 不意に、一時停止を掛けたビデオの様に彼女は静止した。そして一瞬後にガクガクを全身を震わせ始めた。
 虐め抜かれた股間から下腹部の奥の奥の奥深くへと快感が集積され、それは臨界を越えてジュワーっと拡散に転じ、内側から由紀子の悦楽を焼き焦がしながら体の隅々にまで弾けた。
 その瞬間に体重と時間を無くして白い闇の様な快楽の宙に浮遊し、やがて世界が色を取り戻すと同時にガクリと脱力してソファから滑り落ちた。
「はあ……、はあ……」
 肩と胸を大きく上下させて荒々しい呼吸を繰り返す由紀子は録画を止めようとするが、腰が砕けて立つことも出来ない。
 ガチャリ。
「……え?」
 リビングのドアが開いた。そこには二人の人物が立っていた。
「由紀子。そんなに激しい君を見たのは初めてだよ」
 そう言いながら正則はビデをデッキに向かい、停止ボタンを押した。
「正則さん! 仕事に行ってるんじゃなかったんですか」
「こんな面白い見世物があるのに仕事になんか行くわけないじゃない。ねえ、正則」
「え、江理花……」
 正則の腕を抱きしめているのは由紀子の親友の江理花だ。
「おまえ、夫の留守中になんてことしてるんだ。この変態め」
「あ、あなたがやれと言ったんじゃないですか」
「はあ? 自分の妻に自慰を録画しろなんて言う夫が居ると思うか? いや、居るだろうけど。俺は知らないなあ」
「な……」
「こんな変態とは別れちゃいなさいよ、正則。そして私と」
「何を……何を言っているの? 二人とも、どうしちゃったの?」


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