【溺れる夜】-4
「……あっ？！お兄ちゃん、やっ！……嫌っ……んっ？！」
何をされるのか悟ったのだろう、愛花の顔に恐怖が広がった。近づいてくる俺のモノから逃げようと、上半身を起こして後ずさるけれど、俺は片方の手で愛花の顔を掴み、熱くいきり立った俺の先端を、口元に押しあててやった。
「嫌ぁっ！」
ねっとりとした先走り液に濡れた先端が唇に触れた瞬間、愛花は泣き声を上げた。
「うるせぇよ」
嫌がって逃れようとする愛花の頭を、片方の手で押さえつける。もう片方の手で、俺は俺のモノを握って、固く閉じた唇に擦り付けるようにして、無理矢理ピンクの唇の間にねじ込んでやった。
「んっ？！……むぅっ……！！」
入れちまえばこっちのものだ。
愛花は何やら抗議の声を上げているようだが、大きく開けた口は俺のモノをいっぱいに咥え込んでいて、何言ってんのか全然分かんねぇ。
つぅことで、俺は構わず喉の奥まで突き上げてやった。
「んんっ？！！やっ、もっ、あぐっ？！んっ！……」
苦しげに目を瞑る愛花の頭を両手で抱え込んだまま、俺はベットの上に座り込むと、丁度良い角度になるように、愛花を俺の股の間に座らせた。
愛花は引きずられるようにして動き、ぐっしょりと濡れたパンツを履いたままの尻を高く掲げ、四つんばいになるようにして俺のモノを咥える恰好になった。
その刺激的なポーズに、俺のモノは更に硬く、熱く、興奮する。
「良い格好だぜ、愛花」
「ふっ……ううぅっ……」
喉の奥を突かれながら泣き声を上げる愛花の目には、涙が滲んでいる。
そんなに嫌か、愛花？
俺は、こんなに気持ちいいのに。
「動かすんだよ、愛花。ほら、こうだ」
両手に包み込んだ愛花の頭を、ゆっくりとゆっくりと上下に動かしてやる。
「あっ、あふっ！……んっ！ふっ、うっ……んっ！……」
大きく開けた可愛いピンクの唇の中に、俺のモノが沈み込んでいく度、そこからは、じゅぐじゅぐと卑猥な音が漏れる。熱い息づかいに濡れた唇の端からは、俺の先走り液と混じり合った、ねっとりとした唾液が溢れ出して、顎の方にまで垂れている。
たまんねぇな。
「愛花、お前の口は、いやらしいなぁ」
「……！」
その声に、愛花は俺のを咥えたまま、上目遣いで俺を見上げた。思い切りの、嫌悪感の籠もった眼差し。だが、潤んだその瞳を見た瞬間、俺は一層激しく興奮した。
そのまま、そのまま俺を見上げたままで、やってくれ。
俺は腰の動きを、更に加速した。
「んんっ？！」
不自然な恰好に俺の太股に手を付いていた愛花の手を取り、その細い指を俺のモノに巻き付けてやる。勿論、愛花は力一杯抵抗しやがるけど、構わず、俺は愛花の手の上に自分の手を重ねて、指使いを教えるように強くしごいてやった。
唾液と先走り液で十分に濡れた俺のモノは、愛花の手が激しく上下する度に、ぐちゅぐちゅといやらしく音を立てる。
「巧いぞ、愛花」
愛花の細い指先の柔らかな感触は、その拙い動きをカバーしてもありあまる程の快感だ。
たまに、ただ咥えているだけの愛花の口も、俺の敏感な部分に触れてくる時がある。温かな唾液が俺のそそり勃つモノを伝い、じゅくじゅくと付け根に沿って擦り上げられる愛花の指の潤滑油となって、更に刺激を与えてくれるのだ。
「ふっ……うっ、あんっ……ふっ……」
愛花の頬は上気していて、きつく瞑った両の目には涙が滲んでいて、ただ言われるままに開いているだけの口元には、ぬらぬらとした涎が淫らに溢れていて、抵抗する気力もないその放心した顔は、まるでうっとりとしているようにも見えて……。
そんな、そんな顔して、俺のを舐め続けるなよ、愛花。
ゾクゾクするじゃねぇか。
揺さぶられるように動く小さな乳房に手を伸ばす。
「ぅ……、ああっ！……ダメっ！」
柔らかな胸を掴んだ途端、愛花が身を仰け反らした。
「口、離すなって、愛花」
「だって、あっ！……やっ、あん」
ふにふにとした胸を揉みしだいてやりながら、愛花の口の中に俺のモノを押し込む。
「はっうっん、……ああっ……んっ、やぁっ……」
愛花は苦しげに首を振って、咥え込んだ俺のモノを懸命に吐き出そうと藻掻いている。
けど、そんなことされたら、俺のモノにも振動が伝わってきて、繊細な俺の先っぽから鮮烈な刺激が背筋を駆け上ってくる。
一瞬、ケツの穴が締まる感覚に、かなりキてることを感じながら、愛花の乳首を摘まみ上げ、コリコリと弄ってやると、愛花はまたも顔を上げやがった。