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天狗の面
【熟女/人妻 官能小説】

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天狗の面-2

 父は、久々の旅行で気分も良かったのか、お酒を美味そうに飲み、母もこの日は父にサービスして、笑み交じりで御酌をしていました。

「どうだ、酔い覚ましを兼ねて、温泉街をプラプラしてみるか?」

「そうね」

「良いよ」

 父の提案を受け入れた私達は、19時過ぎに宿を出て狭い道を歩き、温泉街をプラプラ歩きました。途中にあった娯楽場に目を止めた私は、ちょっと遊んで行きたいと言うと、父は、酔い覚ましにプラプラ風に当たると先に進み、母は私と一緒に娯楽場に入りました。まあ娯楽場と言っても、射的やスマートボール、手打ちパチンコぐらいですけどね。それでも、何となく楽しめたのを覚えています。

 30分ぐらい遊んだ後、外に出て母と一緒に先を歩き始め、昼間みたストリップ小屋の前に来た時でした。昼間見た白髪頭のおじさんが、キョロキョロ何かを探して居ると思ったら、私達に気付くと慌てて近付いて来て、いきなり母の右腕を掴みました。

「待ちくたびれたよ、さぁ、中に入って!」

「エッ!?あ、あのぅ・・・」

「いいから早く・・・ン!?こぶ付きか?じゃあ坊主も中に」

「こ、困ります!アッ!?」

 白髪頭のおじさんは、動揺する私と母を、半ば強引に室内に入れました。何かの曲が大音量で流れて居ましたが、私達はどこに連れて行かれるのかと、気が気ではありませんでした。中は薄暗く、ちょっと不気味な感じでした。狭い室内に入れられた母と私は、一体何をされるのかと怯えた表情を見せましたが、白髪頭のおじさんは、意外な話を始めました。

「じゃあ、そこにある衣装に着替えて、あんたが素人なのは分かってるから、素顔が嫌なら、脇にあるその仮面付けても良いよ」

「エッ!?エッ?何?」

 部屋には鏡台が置いてあり、その脇には、露出の多い衣装や着物類、下着、フリフリな飾り、仮面舞踏会などで使われているバタフライマスクなどが、壁に掛けられたり置かれたりしてました。母は混乱し、状況が飲み込めず呆然として居ると、白髪のおじさんは軽く舌打ちし、

「何だ!?旦那から話聞いて無いの?家のストリップは・・・」

「「ス、ストリップ!?」」

 私と母は、思わず目を丸くして驚きました。どうやら白髪頭のおじさんは、このストリップ小屋の支配人で、母をあろう事か、ストリップの舞台に立たせようと考えて居るのです。支配人は更に話を続け、

「専属の一人と、もう一人踊り子が居るんだけど、もう一人の踊り子の奴、ドタキャンしやがってなぁ・・・そんな時にあんたの旦那の事を思い出して相談したら、5万なら妻を舞台に上げてもいいって言うからバンス・・・バンスって分からないか、あんたの旦那に、前払いで五万渡してあるんだよ」

「「エェェェ!?」」

 母と私は、思わず驚きの声を発し、私は、昼間父が支配人と話して居た事を母に伝えると、母は見る見る険しい表情を浮かべました。


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