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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Requiem〜後編〜-15


────カタ・・・カタ・・・・カタ


セリスの身体が前後にゆっくりと動くたびに、
掌越しに目の前のガラスは規則的な音をたてて微かな軋みを上げている。


それはセリスが足を肩幅まで開かされ、ショーツによって覆われていない引き締まった尻を後方に突き出すような姿勢でガラスの前に立たされているから。

セリスの位置から背後にいるであろうセッツァーの気配や息づかい、そして熱い視線は感じられるが、
肩口からも部屋の奥の闇の中に溶け込んでいるセッツァーの姿を確認することはできなかった。





「素晴らしい・・・・・よく似合っている、想像以上だ」



「セ、セッツァー・・・・・」




「大人びたドレスもいいが、どんなドレスもその無駄のない肉体には敵わない・・・・・」




そして背後から伸びるセッツァーの左手が、尻を背後に突き出した形のセリスの下腹部に伸び、
剥き出しになっている金色の茂みの中に差し入れられた。


「!!!・・・・ああッッ!!」


───グチュッ・・・・



───ズブゥゥ・・・・・




生々しい水音が室内に響き、
セリスは思わず声をあげた。


セリスの“薔薇”の中にセッツァーの2本の指がゆっくりと押し割るかのように入ってきた。

今朝ファルコン号で見せた激しさとうってかわってゆっくりとした動き。

セリスの反応を楽しみ、じっくりと時間をかけて味わおうとうというかのようだ。

そンな愛撫こそ、
セリスの肉体を逆に燃え上がらせることになり乱れ狂うことになるとセリス自身が体験的に知っていた。




「お前の中、熱い・・・・溢れてる」



「ひどい・・・・朝はあんなだったのに、今になって」



「あの時はあの時、今夜は最後の夜だからな。しっかりとセリスを味わいたいんでね・・・・・」


腟壁を引っ掻けるように指を曲げ、熱を帯びた蜜を指に絡ませながら上下に動かしていくセッツァーの噛み締めるような口調に、
セリスはセッツァーの指による愛撫に身体を震わせ身悶えしつつ、

明日には墓参の旅を終えて帰途につき、
“フィガロ王妃”“エドガーの妻”に戻らなければならないことを思い出していた。


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