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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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真意(二)-1

「En tiu saketo estas, ĉu vi vidas, du pilketoj. Bonvolu tuŝi. 」
(見えますか。この袋の中に二つ玉があるんです。触ってみてください。)
まだ腹を抱えて苦しんでいる俺の腰巻きをトパルミラは勝手に下ろし、テーブルの上に俺を寝かせると、白い女たちに見せ始めた。本物の男を知っておく必要が武人にはあるからと説明した。
俺の脚のあいだを白い女たちの顔が覗いている。二人とも、胸のほうまで赤くなっていた。トパルミラは、怒っているのか、かなり乱暴につまみ上げ
「Supera parto de la pilko estas malgranda aĵo kie plej multe doloras al viro. Ĉi tio efektive estas la plej malforta parto. Jes, tie. 」
(玉の上のほうにある小さな物が、男の一番痛がる所です。本当の急所です。そう、そこですね。)
ただでさえ痛みにもがいているのに、トパルミラが女たちに副睾丸を示して触らせたのだから、俺は腰で跳ね上がった。
女たちに触らせておいて、今度トパルミラは、柔らかい陰茎を引き伸ばすと
「Per tio eniras viroj en la virinojn tra la vaginoj. Kiam necesas, tio fariĝas malmola. 」
(これで男は女の穴から入ってきます。その時は硬くなります。)
そして触らせた。
「Lamnaella, mi sentas strange, kiel tiam estante apud la patro. 」
(ラムナエッラ、父上の側にいる時みたいな変な気持ちだ。)
小さい女が、大きいほうにぼそりと呟いた。
「Kompreneble. Ankaŭ tiu estas viro. Kaj tiu estas kompleta viro. 」
(男なんだから当然だ。しかもこの人は完全な男だ。)
ラムナエッラと呼ばれた上の女は、見れば、青緑の目も潤んで、とうに興奮しており、手のひらが汗ばんでいた。ヴァールッチャは目を丸くして、殆ど固まってしまっていた。
「Kiel vi sentas, tuŝante viran korpon, kaj kion vi pensas pri viro? 」
(男の体に触ってどんな気持ちですか。男のことはどう思います?)
トパルミラの尋ねかたは、まるで何かを聞き出そうとしているかのようだった。しかし、これでは何をしに来たのか、むしろ疑われそうだと俺は思った。
「Ni venis ĉi tien por demandi pri la kialo de via vizito al la viro en la monto. 」
(俺たちは、あなたがたが山の男の所に行っていた訳が聞きたくてきたんです。)
辛うじて割り込んだら、トパルミラが、睾丸に爪を立てたのかと感じられるほどきつく押し、揉みしだいた。息が暫くできなくなった。
「Per tranĉilo, ankaŭ kastrado estas tre facila. 」
(刃物があれば去勢は簡単です。)
トパルミラは俺の様子に構わず本気で限界まで引っ張って見せている。
「Ĉu vi, la senarmila sekto, traktas la edzon de la reĝino tiel malafable? 」
(お前たち、徒手派では、女王の夫にこんな扱いをしているのか?)
子供の女の声色が変わった。興奮を抑えて威厳を保とうとしているようにも見えた。
「Vi ja devas scii kiom grava por nia lando li estas. 」
(この人が国にとってどれほど大切なのか、知るべきだな。)
ラムナエッラの声も低くなった。トパルミラはなお続けた。
「Vi efektive en la koro ne pensas, ke estus bone se mi daŭre farus kaj kastrus lin? Viroj estas niaj malamikoj, ĉu ne? 」
(あたしがこのまま続けて去勢してしまったほうがいいと本当は心に思っていませんか。男は我々の敵ですからね。)
これに子供のほうが
「Ĉu vi eble ne konsentas kun la opinio de la reĝino? 」
(お前、まさか女王のお考えに逆らう気か。)
トパルミラは答えず
「Kaj kiel vi? 」
(あなたはどうです?)
下手な誘導だった。


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