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ねね〜小さなSex Friend〜
【ロリ 官能小説】

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1-3

 ねねは小学五年生だが三月生まれなのでまだ十歳だ。
 低学年のうちは早生まれのハンデがどうしてもあるものの、普通は五年生ともなるとその差はだんだんと縮まってくるものだが、ねねの場合はそうでもない。
 実は家に出来の良い姉がいて、家でもなにかと馬鹿にされ、親には比較もされる……能力云々以上に劣等感が植え付けられてしまっているのだ。
 友達とのおしゃべりでも今ひとつ積極的になれないのは家で姉と話している時「ふん、幼稚ね」とか「そんなことも知らないの?」などと馬鹿にされるので、思った事をすぐに口に出来ず、馬鹿にされないかとおどおどしてしまうから……それが友達から見ると、消極的なノリの悪い態度に見えてしまう……勉強は出来ず、運動も苦手、話題も面白くなくてノリも悪い……そんなわけでねねは軽んじられ、幼い感じも相まって、しばしば『ねんね』と呼ばれてしまう、そして、好まない渾名で呼ばれることにも反発できないねねは、軽んじられるだけでなく、ネクラのレッテルも貼られているのだ。
 


 ねねの姉、りょうは五歳年上で十五歳の中学三年生、こちらは四月生まれ、実質五歳離れているが学齢だと四つ違いになる、ねねとは逆に小学校低学年の頃までだと四月生まれはアドバンテージがある、りょうはそれを自信に繋げ、負けん気も強いからそのアドバンテージを未だに縮めさせない。
 『ねね』は秀吉の妻、『りょう』は竜馬の妻の名前に因んでいる、歴史上の偉人の妻、と言う点では共通しているが、『ねね』と『りょう』では語感が大分違う、そしてりょうはその語感のとおり見た目も態度も颯爽としているのだ。
 勉強にもスポーツにも秀でていて、身長も高くすらりとした体つき、顔立ちはすっきりと整っている、やや険があるとも言えるが、それも「クール」と言えないことも無い、そんなだから幼い頃から『可愛い子ね』『出来る子ね』と言われ続けて来た。
 りょうもそれは意識していて外面は非常に良い……ただ、多少なりとも演技している部分はあり、フラストレーションも溜まる、そしてそのはけ口がねね、りょうはねねに必要以上に尊大な態度を取るのだ。
 面倒見が悪いわけではないのだが、常に『出来の悪い妹の面倒を見てやっている』と言う態度で接し、それをストレートに口にもする。
 例えば、ねねが九九に苦戦していると、ちゃっちゃと教えてくれるのだが、『あたしは三日でマスターしたわよ』、漢字が書けずに尋ねるとぱっと教えてくれるのだが『この前一度教えたわ、何度も面倒かけないでよ』と言った具合に、常にねねの気持ちを前向きにさせないような一言を付け加えるのを忘れない。
 ねねが一年生になった時、りょうは五年生、学校でも何くれとなく面倒を見る立場にあった、そしてりょうは妹の面倒を良く見る姿を教師やクラスメートにアピールするが、家に帰れば馬鹿にする……万事がそんな風だった。
 ねねのヘアスタイルがいわゆる『おかっぱ』なのもりょうの差し金、その髪型がねねを一層幼く見せる事をよく知っているりょうは『絶対ねねにはその髪型が似合う』と主張する、するとねねはそんな姉に逆らうことが出来ないのだ。

 出来が良い上に、容姿も整っていて外面が良いりょうはモテる、しかし、りょうのボーイフレンドは同級生ではなく高校生だ。
 勉強が出来るりょうは中二の時に早くも公立で一番の進学高を目標に定め、学園祭を見学に行った、その時に当時高二の黒田翔に出会ったのだ。
 有名高だから中三の見学者は少なくないが、大抵はグループで、あるいは親と一緒に来ている、そんな中、翔はまだ中二で、しかも一人で見学に来ていたりょうに目をつけて声をかけたのだ。
 翔は中々のイケメンだし、有名進学高の生徒の中にあっても成績優秀……りょうの上昇志向を満足させる相手とあって、二人の交際はそれ以来続いている。
 現在、高三と中三、どちらも入試を控えた身ではあるが、通う塾が近く、授業が終わる時間も近いから二人のデートはもっぱら夜の公園で……相手は高三の男子、成績優秀なエリート候補と言っても性欲の塊であることには変わりはない。
 しかし、プライドが高いりょうはまだ体を許してはいない、フェラチオすらも……二人は夜の公園の木陰でお互いの体をまさぐりあい、りょうは翔の指や舌で果てさせてもらい、翔はりょうの手コキで抜いてもらう……翔には物足りなさが常に付きまとうが、まあ、それでもとりあえずスッキリは出来る、挿入は許してもらえないまでも女体に触れることができ、手コキ止まりでもガールフレンドに抜いてもらえるなら、自分でしごくよりは数段良い、そんなわけで翔は不満を抱えながらもりょうとの逢瀬を重ねていた。
 
 りょうはねねに対して尊大な態度を取るだけではない、時には自分を誇大に表現することもある。
 翔とも関係に関しても、りょうは実際よりかなり先に進んでいるように脚色してねねに話していた、つまり『既に肉体関係を持っていて彼は自分の体にも夢中だ』と……その作り話によって『ねんね』と自分の成熟度の差を、男性から見た魅力の差を誇示しようというわけだ。
 愛撫やクリニングスによって『逝く』感覚は知っている、後はネットなどから仕入れた知識で補ったわけだが、ねねは息を呑むようにして聞き入る……それがりょうには快感だったのだが、ねねの中に性への強い、そして早すぎる欲求が蓄積される事までは考えていなかった。
 そして、その結果がねねの屋外オナニーなのだ。


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