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平日の相席
【同性愛♀ 官能小説】

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科学館で出会った彼女-2


  ─━─━─

 プラネタリウムが終わってしばらく、科学館の中は子どもたちで大にぎわいだったけど、やがてみんな次の行動に出て行ってしまうと、館内には私と彼女以外目立ったひとがいなくなってしまった。

 私たちはどちらからともなく笑い出した。彼女が言った。
 「なんで、あそこで『雨降りお月さん』だったんでしょうねー。」
 「考えてみれば、子どもが歌える月の歌で、あれが一番ドラマチックなのかなぁ……」

 二人で館内を歩いて展示物を眺めてる途中で、彼女が言った。
 「私は、みき子って言います。」
 「あ…… 名前まだ知らなかったね。私は つき子って言います。」
 「つき子の つきは、お月さまの月ですか?」
 「……たぶん、そうね。」

 それでちょっと沈黙が訪れたとき、みき子は言った。
 「私、女のひとが好きなんです。」
 ひそかに心の中で(まあ、そうでしょうね)と思ってると、みき子は続けて言った。
 「……でも、女が好きな女のひとはダメなんです。」

 (…………?)私は その言葉の意味をうまくつかめなかった。
 「小さいころ 私、男のひとのコワイものを何度もお口に突きつけられたことがあって、男のひとが怖いんです。
 でも、女が好きな女のひとは、そのコワイものの形をした道具使って エッチなことしようとするから、ダメなんです。」

 「そうだったの。でもね……」私は みき子を展示物をおさめた棚の奥に追い込むように進んでいった。「私の身体には、そのコワイものがついているのよ。」

 「え…… 」みき子は壁に倒れかかるように傾いた。
 「みき子さんみたいな可愛いコに出会って、さっきからパンツの中でコチコチになってるの。もう、ガマンできないから みき子さんに慰めてもらうわね。」
 「あ、あの…………」
 「だいじょうぶ。あなたが小さいころに出会った男のひとみたいな、イヤな事はしないわ。
 あなたにこれを好きにさせてあげる……」

 みき子は床にへたりこんだ。私はみき子の前に立って、スカートをめくって下着を引きおろした。

 「あ、あ、えー…… ?」
 みき子は私の股に顔を寄せて、陰毛をかきわけた。
 「ない…… つき子さんの おチンチン、ない……」

 「ないわよ。」私はみき子に腰を突き出した。「みき子さんが、初対面の私にすごいカミングアウトしてしまったから、私 対抗心わいて嘘ついたのよ。」

 と、いきなりだった。

 みき子は 私の腰を強く抱いて私の股間に顔を押し当てると、私の陰毛の奥に舌を伸ばしてきた。
 (え?)
 それは「性行為」だった。私の自慰とは違う角度から与えられる熱い舌の力が、私の腰から下を くすぐったいしびれでおおった。
 「みき子さん……ダメ。」私はかすかに叫んだ。「誰か、誰か来たら こんな姿、言い訳できないよぉ……」

 私はみき子の肩に手をかけて、ようやく自分を支えていた。
 みき子の舌が陰毛から離れた。
 離れたあとに、私は自分の身体の奥に熱い流れが渦巻くのを感じて、みき子におおいかぶさるように倒れた。

 顔をあげると、みき子の笑顔があった。
 私はみき子の胸にもたれてた。
 みき子を見上げてると、みき子は一言私につぶやいた。

 「私、つき子さんに おチンチンがついてても なめてました。」


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