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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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成果-2

そしてわずか数日の間に、妊娠の情報があちこちから伝えられてきた。数は二十人にも上った。
年齢に偏りがあるとヌメルカミラが言った。一度妊娠したことのある三十代か、十代ばかりで、二十代がいないという。しかも、二十人中十六人いる十代のうち、十人が十四歳以下だった。年齢ごとに交わった相手の数の比率からすれば自然なことなのかも知れなかったが、十四歳以下の女は、ほとんどが俺の「親衛隊」で、初潮が来ていないのだった。親密度が体の状態を変えるのかと俺は不思議に思った。
フロルラも妊娠していた。幸か不幸か、トパルミラはしていなかった。ルルッタラやピツリフラこそ、回数からすればしそうなものなのに、奇妙なことだった。
俺は、父になった気など毛頭せず、寧ろ野菜の収穫を数える気分だった。
夜、自分から裸の尻を俺に向けた女王は、祝賀会を開かなければと言いながら
「Oni ne devus nomi vin "sklavo" plu. Vi estas tiel amata de la popolo. Kaj neniu sklavo povos trakti la reĝinon kiel sklavinon. 」
(お前を奴隷とはもう呼べないな。お前は国民から愛されている。それに、女王を奴隷のように扱える奴隷など、いないだろう。)
「Nu, kiel do? 」
(それで、どうなるんです?)
「Mi preferas nomi vin "ejakulisto" aŭ "gravedigisto", eble ankaŭ "ĝoj-donisto".」
(名前は「射精家」とか、「妊娠専門士」、「悦楽贈与家」などはどうだ?)
「Ĉio ne plaĉas al mi. 」
(どれも嬉しくないですね。)
俺が息を吹き入れて子宮を膨らませると女王は黙った。子宮の入り口から息は、ものを破るような音を立てつつ、吹き返してきた。
「Ĉu vi ludas per mia korpo? Ludu bone. Ju pli vi ludas, des pli mi pleniĝas de ĝojo. 」
(私ので遊ぶのか。好きに遊べ。お前が遊べば遊ぶだけ、私に歓びが溢れてくる。)
汗と尿と腋臭と肛門とおりもののにおいで満たされたこんな部分も、美人はやはり美人で、そこの形も色も、いちいちのにおいさえも、何となく気品があるのだった。俯せに尻だけ突き上げた格好のまま、女王は何度も恍惚感に我を忘れ、腰をくねらせては、か細く呻き続けた。
「Bonvolu ripozigi min. 」
(休ませてくれないか。)
女王に姿勢は変えさせず、俺は口を動かすのをやめた。体の休む間を見つけた女王が突然、まじめな調子で
「Ĉu vi scias kio estas mia revo? 」
(私の夢がなんだか分かるか。)
「Pri kio temas? 」
(何の話ですか。)
「Pri la estonteco de tiu lando. 」
(この国の未来だ。)
「Mi pensas...」
(そうですねえ)
「Unuiĝo kun la vira lando. 」
(男の国と一つになるのだ。)
「Ĉu eblas? 」
(できるんですか。)
「Kune kun vi, jes. Almenaŭ ni povos kreskigi la virajn infanojn ĉi tie. 」
(お前と一緒にならできる。少なくとも、男の子を育てることは可能だ。)
そう言えば、生まれた子供が男だった場合どうなるのか、知りたいと俺は思っていたのだった。
「Ni, inter la du landoj, onidire, interŝanĝis la infanojn. Sed longe ni ne plu havas kontakton. La persono kiu estis konektanta jam mortis. Juuĝi, ĉu vi ne volas ejakuli? 」
(子供を交換していたそうだが、もう長いこと男の国と交流がない。連絡担当が死んでから時間も経っている。由自、お前、射精したいんじゃないか?)
気を遣って尋ねた女王は、返事を待たずに向き直ると、すぐ俺を口に咥えた。


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