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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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死後の世界へようこそ-3

−(このままあたしが悠子さんの代わりにこの光に入れば、心の抜けたあたしの身体に悠子さんが残れるんじゃ)−

しかし、その考えは2人に筒抜けだった。

−バカなこと考えないでね−

背中から悠子の声が聞こえてきた。

−そうだ。そんなことをすれば、残された悠子は自分を責め続けなければならない。悠子にそんな辛い思いをさせたくない−

−優しい優子ちゃん。でもね、この時間をくれただけであたしは満足なの。だから、もう少しだけ目をつむっててね−

−は、はい−

優子は慌てて目を閉じた。

優子がバカな考えを納めたことで、恋人同士は心置き無くお互いの身体を抱き締め直した。

−時間の許す限り抱擁してね−

優子のそんな心配は要らなかった。かつてのように2人は熱く抱き合った。しかし、それは優子が思っていたこととは少し方向性が違う抱き合い方に発展していったのだ。若い男女、それが愛し合う恋人同士だから責めることはできない。しばらくすると、優子の背中から何やら妖しい雰囲気が漂ってきた。

−あん…−

優子の背中に甘い吐息が溢れてきた。

−あっ…そう、そこよ…覚えてくれてたのね…あっ、あっ、あん、そうよそう、あん、あん−

−(うっそ!始めちゃったの?)−

優子を介したことで、悠子に肉体の感覚がすっかり甦っていたのだ。

−ああ、ああん、じ、時間が無いの、早く容れて、あん、あん、あううううん、ああああああん−

−うそーっ!容れちゃったのおーーっ!!!−

しかし、優子が驚くのはこれだけではなかった。さらに驚愕すべき事象が優子の目の前で始まっていたのだ。

初めは小さな変化でわからなかったが、2人の行為が激しくなる頃には、優子もそれに気がついた。

−大変…、ゆ、悠子さん、悠子さんてばあ−

優子が慌てて振り向くと、突き上げた悠子の尻に、星司が激しく腰をぶつけている最中だった。

−あん、あん、もっとお…、ああん、気持ちいいよぉ、ああん、久し振りだよおぉ、ああん、ああん−

久し振りに味わう快感に、悠子は女体をのけ反らせて喜びの涙を流していた。今置かれている状況のことなんぞは、火の点いた2人の頭から完全に飛んでいた。

その光景の前にした優子は、自身が淫乱さ故に、悠子に声をかけるのを躊躇してしまった。

しかし、このままでは大変なことになる。焦った優子はその状況を確認するため、後ろを振り返った。悠子を迎えにきた光の道が、徐々に遠ざかりつつあったのだ。

−どうしようどうしようどうしよう−

体位を変えて駅弁スタイルで淫らに喘ぐカップルと、去り行く光の道とを交互に見なが、優子はただオロオロすることしかできなかった。やがて、光の道は遥か遠くに去ってしまった。

−ああぁ、間に合わなかった…−

ガックリと項垂れる優子。しかしその直後、優子はその顔をガバッと引き上げた。

−待てよ。これでいいのかも…−

優子のその考えを肯定するように、遠くに去った光の道が優しく瞬いた。

−いいんですよね−

その問いに、光は再び瞬いて応じた。

−ありがとうございます−

優子が頭を下げると、光はそれに応えるように強く輝くと、それを最後にふっと消えたのだった。

よくよく考えれば、この結果ならば誰も悲しむ者は居ないのだ。自分を納得させた優子は、もう気に病むことはなくなった。となれば淫乱な虫が疼いて仕方がなかった。優子は心の命ずるままに、気になっていたカップルの行為に覗き込むことにした。

−(さっきはじっくり見る余裕無かったんだよね。さて、真面目な悠子さんはどんなエッチな顔してるんだろ)−

カップルはまた体位を変えていた。今度は正常位だった。

−あっ、あっ、いい、いい、あっ、あん、あん、もっとお、ああん−

悠子の乳首が固く立ち、星司の腰の動きに合わせてそれが乳房ごと激しく躍動していた。

−美味しそうな乳首−

それを目の当たりにした優子は、興奮のままに自身の割れ目の中に指を這わせた。今はイメージの身なれど、その部分はしっかりと濡れていた。優子は2人の行為を見ながらオナニー始めた。

−はあ、はあ、悠子さん、凄くエッチな顔してる、はあ、はあ−

優子のその思いはストレートに悠子に伝わっていた。

−あん、やだ、優子ちゃんに見られてる、いやあん、やあん− 



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