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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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回復-2

少し眠った俺が起きたのは、昼近くになってからだった。ヌメルカミラがひとり横に立っていた。
「Komenciĝis la erektio. Kiel interese. 」
(勃起が始まった。面白いものだ。)
寝覚めの勃起は女にとって余程珍しいものらしい。医者のヌメルカミラは手に取って経過を楽しんでいた。
「Kiel vi fartas? Hodiaŭ mi nur venis por observi la vian. Ŝajnas ke ĝi ankoraŭ ne normale estas granda. Tamen mi deziras vidi, kia nun estas via spermo.」
(気分はどうだ? 今日はお前のものを見に来ただけだが、まだ普通の大きさじゃないようだな。それでも、精子の様子は知りたいものだ。)
すぐ気づいたのが、ヌメルカミラの体の変化で、明らかに肉付きが良くなっていたことだった。顔つきも柔らかくなっていた。
俺はヌメルカミラの腰巻きを捲り上げた。そこにも肉が付いて見えた。
「A! 」
(あっ!)
「Montru proksime. 」
(近くで見せろよ。)
「Konsentite, estimata viro. 」
(了解だ。男性殿。)
幾分嬉しそうに、ヌメルカミラはベッドに上がると俺の顔を跨いだ。手には俺を握ったままでいる。診察に来たというのは口実なのかも知れない。
長い小陰唇を伸ばして広げてみても、厭なにおいはしなかった。毛を刈って、洗ってきたのに違いなかった。透明な液が目に見えて泌みだしていた。
しばらく吸ってやったら、肛門が痙攣し、ヌメルカミラは女の喜びに声を上げた。咲いた花のように溝は開いたまま、男を待っている。
「Ĉu vi volas la mian en la vian? 」
(中に入れて欲しいか。)
聞いてみると、誰の目にも分かる体の欲求に女の自尊心が逆らって
「Ne demandu senhonte! 」
(恥知らずな聞きかたをするな!)
「Do, malsupren. 」
(じゃ、降りろよ。)
「Jes, jes! Bonvolu daŭrigi, mi petas! 」
(いや、頼むからやめないでくれ!)
慌てる様子が可愛らしかった。
腫れた俺のものを、逃すまいと詰め込むようにヌメルカミラは体に押し込んだ。自分で腰を振った。
そのうち子宮の入り口が痛みそうなくらい激しくぶつけてきて
「Aaaa, mi venas! Kiel feliĉe, tiu sento! Tamen ne ellasu spermon por mi! 」
(ああああ、いくっ! なんて幸せな気持ちなんだ! けれど、私に精子は出すな!)
ヌメルカミラの汗が俺の体に雨のように落ちていた。宙を凝視して、何度も恍惚となっているのが分かった。乳首が異物のように長く立ち上がっていた。自分の体全体をヌメルカミラは味わっていた。頭で生きてきたこの女に、きっと人生の転機が訪れているのだ。
「Juuĝi, dankon por via reveno. 」
(由自、戻ってきてくれてありがとう。)
疲れ果てたヌメルカミラは、倒れこむように俺の体に身を横たえると、抜きもしないで眠ってしまった。


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