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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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愛の深さ-3

俺がいなくなってからここで一週間が経っていたそうだ。城内は騒然としたが、誘拐の可能性など考えようのない場所であり、脱走の疑いについても、ヌメルカミラの、あの体では絶対に抜け出ることなど不可能だという主張にみな納得して、一同途方に暮れていたそうだ。
女王だけは顔色を変えないふうだったけれども、無表情のことが以前より多くなり、夜は俺の部屋で寝ているとルルッタラからトパルミラは聞いていると言う。
すぐに女王に会いに行かなくてはと俺は思った。
「Kaj, kie vi estis? 」
(でも、どこにいたの?)
トパルミラがおずおずと尋ねた。
「En mia lando. Prefere diri, en mia mondo. 」
(自分の国。自分の世界って言ったほうがいいかな。)
「Kiel? 」
(どうやって?)
「Mi ne scias. 」
(分からない。)
「Kaj kiel vi revenis? 」
(どうやって戻ったの?)
「Ankaŭ pri tio mi ne scias. Tie mi estis tute sola kaj mi pensadis pri vi. Mi volis vidi vin speciale. Tial...」
(それも分からない。向こうだと俺は本当に一人で、何度も君のことを思ってた。君に一番会いたかった。それで・・・)
「A, verdire ankaŭ mi pensis pri vi, kiam vi revenis. 」
(ああ、あたしも、ミスターのこと、考えてたんです。戻ってきたとき。)
会いたい、だけでなくて、トパルミラに射精したかったと俺は正直に伝えた。聞いたトパルミラは目を逸らし
「Mi faris tiam permane tre hontan agon, imagante koiton kun vi. 」
(あたしも、手ですごく恥ずかしい事してました。ミスターとセックスしてる想像しながら。)
その思いと時間とが重なって、俺は戻って来られたのだろうと思った。もっと言えば、トパルミラが受け身の女だったから、俺がこちらに引き寄せられたのだろう。
ここは寮だったが、今は昼間で、寮生は誰もいない。気分の落ち込みから、学校をずる休みしたトパルミラのお陰だった。
「Ni iru al la reĝino kune. 」
(一緒に女王のところに行こう。)
「Mi ne povas iri longe pro la doloro. Pardonon. 」
(痛くてあんまり歩けないんです。ごめんなさい。)
「Mi portu vin. Do, ek! 」
(負ぶってやるよ。さあ、ほら!)
「Momenton, bonvolu alporti min unue al pisejo. 」
(待って、最初におしっこに連れてってください。)
「Ne! 」
(だめだ。)
俺はトパルミラの股の割れ目を広げて、桃色の肉に唇を当てて吸った。
「Tio ne estas ĉiam ĝentila! 」
(それも、意地悪になる時、あるんです!)
言葉と裏腹にトパルミラは何の遠慮もなく、勢いさえ付けて俺の口に漏らした。喉へ流れ込む熱さと舌に広がる味とを実感しながら、幸福だと俺は心から思った。


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