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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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至福の時-2

毎日、女の体を検査して一週間が経っていた。
国民ひとりひとりにつき、乳房の形や硬さ、中の具合を確認し、女性器も、色、形、発毛の様子、におい、膣の深さと襞の感触、場合によっては粘液の味まで調べて、それを記録する。数日は、あらゆる感覚から入ってくる女性器の印象の強さに圧倒されていたので、この国のことなど質問などする余裕がなかった。
毎日どこかで必ず体の関わりを持つルルッタラと女王を含めると、一日に八つ、事情があって多いときは十二三の女性器に触れていた訳である。
人間は何にでも慣れるのだと思った。種馬として普通に生き始めている自分が奇妙でなくなりつつあった。もはや俺は、少なくとも大人のものには殆ど興奮しなくなっていたし、義務でする射精にも、苦心しないで済むようになってきていた。ただ、体は随分疲れていた。義務でなければ勃起しない時もあった。
「Ne valoras viro sen spermo kaj erekto, ĉu? Estimata sinjoro! 」
(精子と勃起こそ男の価値だろう、先生?)
ルルッタラは、俺ができない時には怒ってなじるばかりだった。そうして俺の顔に尻を乗せてくる。漸く洗うようになってきたものの、口でされるのが大好きなルルッタラの要求に、幾分、俺は参ってもいた。幸い、今は生理中で引きこもっている。生理中には誰でも外出禁止なのだった。


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