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私立花乃森女学院 〜 目覚めの時
【同性愛♀ 官能小説】

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水中遊戯-1

 「そ、外ですよ?凛花先輩!」
 「大丈夫よ。」
 「すぐ近くにみんな居るし…」
 「大丈夫だってば。」
 「いえいえいえ…」
 二人が居るのは女学院内に二つあるプールの一つ、通称Aプールの屋上階。体育の授業でも使う、ごく普通のプールだ。
 ちなみに一階は競泳用の室内五十メートルプールで、地下は更衣室、倉庫、機械室になっている。
 「ダメですってば。」
 「ダメ、だけどイヤではないのね?」
 「…。」
 プールの角の所に凛花と彩音は並んで立っている。
 凛花は右手を彩音の脇の下に回して軽く抱き寄せるような形になっているのだが…その指先は、彩音のビキニタイプの水着のブラの部分に下から差し入れられている。
 「見つかっちゃいますよ?」
 「構うものですか。」
 「構います!」
 彩音の声が聞こえたのだろうか、少し離れたところで泳いでいた秋本由衣がチラリと二人の方を見た。
 「ほ、ほら…」
 「いいじゃないの、別に。由衣だし。」
 「…どうして秋本先輩ならいいんですか?」
 「うーん、由衣だからいいような悪いような…」
 そう言いながら、指先が水着の中を進んでいく。
 「ダメ、あ…」
 凛花の人差し指と中指が、彩音の乳首を挟んだ。
 「な、何するんですか。」
 「こうするの。」
 指で挟んだ由衣の乳首を挟んだまま前後にしごく凛花。
 「うっ…く、くぅ…」
 切なげな顔で必死に耐える彩音。
 「気持ちいい?」
 「何を…言って…」
 「あれ?足りないんだ。じゃあ…」
  凛花は彩音の乳首をグリグリ回し、水着のパットの裏側に擦り付けた。
 「ん、んうぅ…」
 「気持ちいいんでしょ?言いなさいよ。」
 「そんな…こと…」
 キツく目を閉じ、彩音はなおも耐える。
 「強情ね。」
 凛花は一歩下がり、彩音の背後を通過して彼女の斜め右後ろに立った。もちろん、右手で乳首への攻撃は続けたまま。
 「さっき、更衣室ではあまり見れなかったけど…」
 凛花が彩音の水着の下半身部分の中に左手を突っ込み、お尻を撫で回した。
 「美味しそう。スベスベで弾力があって…噛み付きたいぐらいだわ。」
 「先輩、もうやめませんか?いいかげん見つかってしまう…」
 「多分、もう気付いてる。由衣は。」
 「え?」
 慌てて視線を巡らせる彩音。
 「あ…」
 秋本由衣が、そんな彩音をじっと見つめていた。
 「ほらね。」
 「ほらね、じゃありませんよ。」
 彩音は半ば強引に凛花から体を離そうとした。
 「どこ行くの?」
 「あがります。ムチャクチャですよ、こんなの。」
 ブルーのアンダーーフレーム眼鏡の奥の切れ長の目に何の感情の色も浮かべずに、凛花が告げた。
 「逃がさない。」
 パラリ。
 「え?え?」
 彩音の水着のブラの部分が水中で凛花の手に握られている。日に焼けていない彩音の白い乳房が、水面越しに差し込んだ光に照らされて水中で揺れた。
 「は、外したんですか!」
 凛花は小さく頷いた。
 「どうして!」
 それには答えず、水中で手を閃かせる凛花。
 「あっ!」
 彩音の水着のパンティ部分のヒモが引き解かれ、水中を漂った。
 「下まで…何のためにこんなことを?」
 水着を全て奪われ、プールの中で全裸になってしまった彩音が、訴えるように尋ねた。
 「逃がさないと言った。」
 秋本由衣が、水の中を歩いて二人にゆっくりと近づいてくる。
 「その格好でプールから上がることは出来ないでしょう?」
 「ひ、非道い…」
 「何とでも言えばいい。彩音、私はあなたを逃がさない。それは、運命だから。」
 「…運命?」
 バシャ、バシャ…。
 「相変わらず仲がいいわね、お二人さん。」
 「秋本先輩…」
 彩音は体を隠すのも忘れて呆然と立ち尽くしている。
 「あんまり見せつけないでよね。独り身にはキツいからさあ。」
 「ふふ、ごめんなさいね。」
 「ごめんじゃないわよ。まったく…。あーあ、どうして凛花ばっかり。」
 「運命、だから。」
 「…だよね。」
 ザバ、ザバ…バシャ。
 体の向きを変え、立ち去りかけた由衣が立ち止まり、呟いた。
 「好みだしね、そういうの。」
 ザパァ…。
 由衣は見事なフォームで泳ぎ去った。
 「好み?」
 彩音が凛花に質問の目を向けると、彼女は彩音の股間に視線を落とした。そこはさっき、凛花によって毛刈りされ、白い皮膚を晒していた。
 「ひっ…」
 自分の股間を見ていた彩音が短い悲鳴をあげた。
 彩音のお尻の間に凛花の左手の中指が滑り込み、指先が前に飛び出したのだ。
 「続き。」
 「や、やめましょうってば。」
 それはゆっくりと後ろへ下がり、彩音の股間の割れ目にズブズブと侵入した。
 「やめ、やめ…」
 そして埋まった指先はウネウネと谷間に蠢いた。
 「ああっ…んはぁ、あうぅ…」
 彩音はもはや立っているのが精いっぱいだ。目を見開き、膝をガクガクさせてその身を震わせている。もし水中でなかったら、倒れていただろう。
 凛花の中指に与えられる快感が下腹部の奥深くへとジンジン染みわたり、そこが屋外のプールであり、凛花や由衣以外にも大勢の部員が居ることなど、理性と共に飛んでいた。
 「ああーっ!」
 彩音のひときわ高い声に、その場の全員が振り向いた。そのうちの何人かは、彼女が水着を身に着けていないことに気付いた。


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