投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

私立花乃森女学院 〜 目覚めの時
【同性愛♀ 官能小説】

私立花乃森女学院 〜 目覚めの時の最初へ 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時 9 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時 11 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時の最後へ

テーブルの下で-2

 「ねえ彩音。」
 「はい。」
 「ティッシュある?」
 「ありますよ?どうしました?」
 「足の指拭きたいの。何故だかわからないけど濡れちゃったから。」
 「ま、またそういうイジワルな言い方を…」
 「性格なのよね。」
 「うふふ!」
 「あはは!」
 彩音はポーチからポケットティッシュを数枚取り出して差し出した。
 「拭いてくれないの?」
 「届きませんよ。」
 「届くところに…」
 「え…」
 「って、余計に濡れちゃうか。」
 「も、もう…」
 二人はもう一度微笑み合った。
 「で、っと。合宿の話なんだけどね、彩音。」
 「やっと本題ですか、凛花先輩。」
 「いや、どっちかと言うとさっきの方が本題かな、私的には。」
 「決めなきゃいけないこと、いっぱいありますよ?」
 「分かってるって。一緒に片づけましょう、私たち二人で、一緒に。」
 「はい。」
 「よろしくね、彩音。」
 凛花は真剣な眼差しで彩音を見つめた。
 「よろしくお願いします、凛花先輩。」
 彩音はその瞳を真っ直ぐに受け止めた。


私立花乃森女学院 〜 目覚めの時の最初へ 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時 9 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時 11 私立花乃森女学院 〜 目覚めの時の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前