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「悪魔の少年」
【ショタ 官能小説】

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P麻紀子と対決-3

「パスワードが違います。正しく入力して下さい。」の表示が出る。もう一度慎重に「1518」と打ち込む。
(駄目だ。あの子パスワードを変えたのね。なんて子なのよ。)
一緒に風呂に入った上、筆おろし迄ねだる子に二度と会いたくなかった。
その積りで叩き出したのだがそうも言っておれなくなった。
しかし急に手のひらを返したようにすり寄ってはなめられ要求がエスカレートするかもしれない。
それで翔太から夕食に招待させたのだ。
健一の方も考えていた。
このままじゃ自分の思いを果たせても楽しくない。もう少し麻紀子の心を掴むべきだ。
食事中の会話に心理学
のバーナム効果を織り込んだのだ。まずはコールドリーディングだ。占い師が使う手法だ。トップセールスマンと言われる人たちも無意識に使っている。「おばさんは気丈に振舞っているけど自分の弱さを感じていますね。」「今は翔太と二人で幸せに暮らしているけどこの13年の間には苦しい時期もあったでしょう。」誰にでも当てはまる事を次から次へと繰り出すのだ。
麻紀子は(この子もしかしたら私の事知り尽くしているのかもしれない)と思い始める。 「よく分かるのね。」
「そうさ。おばさんに好意を抱いている事もあるけど考え方まで死んだ母にそっくりなんだ。」 
そこからホットリーディングに移行する。
知り得た事実をあたかも透視しているかのように思わせる手法だ。
「おじさん酷いよね。浮気しているよ。それも相手は身近な人だ。」
麻紀子は今離婚の危機にある事は話したが夫の浮気については
話していない。内心「ギクッ」としたが冷静を装っていた。
夕食を済ませた翔太が風呂に入った。「おばさん欲求不満だよね。」「なっなんてこと言うの。そんな事はありません。」
即座に否定した。
微に入り際にわたり麻紀子のオナニーの様子を透視し始めた。
親指と中指で開き人差し指でクリを掻きむしる様や逝く時は指の動きに
あわせ腰まで使う。そして最後は弓なりに尻を持ち上げ逝った瞬間どさりとベッドへ落ちる様を透視して見せた。(なぜ?夫も知らない私の秘め事をこの子は知っているの。駄目だ。この子には嘘や隠し事は通用しないわ。)
そう思った瞬間閉ざしていた心が開いた。でもそんな時翔太が戻ってきた。「悪いが明日から合宿なんだ。もう寝るよ。」
「翔太。ご馳走様。美味しかったよ。また誘ってね。今日は帰るよ。」
玄関まで見送りに出た麻紀子は「お願いがあるの。」素直に訴えた。
「分かっているよ。僕の方もだよ。明日もう一度来るよ。」
翌日麻紀子の腹は決まっていた。
帰宅した翔太のボストンバッグにユニホームや着替えの下着を入れ送り出した後、
湯船にお湯を注ぎだしたのだった。
「こんばんわ。おばさん来たよ。」「待ってたわ。お風呂を先にする?それとも食事?」
「うーん。楽しい事は後にしてご飯を先に食べようか。」
童貞の男の子なら当然入浴を先に望む筈だ。この時点で麻紀子は気付かねばならなかったのだ。
食事中、健一は異常とも思える程麻紀子に甘えた。「僕食事の時はお茶より水の方が良いんだ。」
「この玉子焼きとっても美味しいね。
おばさんのも一切れ貰うよ。」「ティッシュ1枚呉れる。」勿論麻紀子はそのすべてに「いいわよ。」と答える。
思えば久永との関係を警察にチクり写メまで見せた相手だ。
それが元で不倫や高利貸し付けがバレ今離婚問題にまで発展している。
当然、憎むべき相手だ。しかも勝手にカードのパスワードを変えるような奴だ。
そんな奴に今夕食を振る舞い彼の甘えを甘受している。
麻紀子は思う「私は好きでもない相手に媚びを売ったり奉仕するような女ではない。
だから私は健一を憎んでいないのかもしれない。」
フェスティンガー理論によると相反する二つの理念がある場合人はどちらか一方を訂正する習性がある。
この場合麻紀子は誰にでも媚びを売りサービスの出来る女である事を認めるか健一を好ましく思っている事を
認めるかの
二者択一だ。これは恋愛にも使える手法で麻紀子も無意識に後者の思いに流れる。
健一が甘えるほどどんどん好きになっていくのだ。
その方がこの後の行為が精神的に楽になるという思いも後押しをした。
食後リビングに移動し麻紀子はワインを飲んだ。
自分の事を知り尽くし愛してくれている少年の笑顔を愛おしいと思った。
「健一君、私の事、激しいオナニーをする女だってどうしてそう思うの?」
「なぜだろう。母に似ているからかな。いや、おばさんの事が好きで朝から晩まで考えているからじゃないかな。」
オナニーの様子を
さらに詳しく透視して見せた。盗撮したのだから正確で的確なのは当たり前だ。
「それじゃ。健一君は私の淫乱さを知っているって事だわ。君の前では澄まして取り繕っても無駄って事ね。」
「そんな事無いよ。普段の清楚で貞節なおばさんが好きなんだ。それじゃないと筆おろしの相手に選ばないよ。」
「嬉しいわ。それじゃ先にお風呂に入るわ。10分したら君も入ってきたらいいわ。」


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