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「悪魔の少年」
【ショタ 官能小説】

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P麻紀子と対決-2

翌日銀行で引き出そうとして慌てた。カードの磁気を読み取らなかったからだ。
係員を呼んだが「古いカードではたまにある事です。
再発行の手続きを取るのがベストだと思います。
新しいカードにはICチップが埋められていますのでさらに安心ですよ。」
にこやかにその場を立ち去った。麻紀子は平静を装って銀行を出たが内心は事の重大さに震えていた。
この口座は夫に内緒の物で絶対に知られてはならないものだ。
夫名義のこの口座のカード再発行を夫に知られずに行うのは不可能だ。
夕食時翔太に「カードが古くなってお金が引き出せなくなっちゃった。」とぼやいた瞬間帰って来た返事に驚いた。
「ママ、大丈夫だよ。健一に頼んだら修復してくれるよ。
健一んとこも死んだパパの名義のままで再発行の手間が面倒だなってぼやいて
いたらしいよ。健一は天才だよ。カードの磁気システムやICチップの勉強をして2日で修復させたらしいよ。」
翌日麻紀子が健一を呼んだのは当然の事であり健一の狙い通りであった。
「やあ。おばさん久し振り。本屋の事件以来ですね。」翔太が傍にいるので立ち入った会話は出来ない。
「翔太に聞いたんだけど健一くん磁気の弱ったカードを修復させたんですって。」
「ええ、父が死んでしまっているので再発行の手続きが面倒だったんですよ。
それで現金を全部引き出して母さんの口座に移して
父の口座は没にしたわけですよ。」
「実は私んとこもそうなのよ。このカードなんだけど生き返らせてくれないかしら。」
「それはやってやれない事は無いけど再発行する方が良いですよ。
修復しても1年くらいでまた再発する可能性があるからね。」
「それが出来ないから困っているのよ。ちょっと事情があって。」
「その事情とやらを聞かせて呉れるならやってあげるよ。これはある意味犯罪だからね。
それ位話して貰わないと仲間になれないよ。」権藤との一部始終を話して聞かせた。「おじさん許せないね。よしやってあげる。とりあえずいくら引き出せばいいの。そう30万円ね。じゃ明日来ます。カードと通帳と暗証番号を教えてください。」「暗証番号は権藤の字画数の1518です。」
翌日翔太のいない時を狙って訪れた。そしてカード、通帳、現金30万円を手渡した。
通帳の記載で30万円を引き出せたのが分かる。
「わーありがとう。助かったわ。なんかお礼をしなっくっちゃね。」「お礼は言わなくても分かるよね。僕のして欲しい事は分かるよね。」
「ええ、分かるけどそれは無理よ。一緒の入浴と君の筆下しでしょ。駄目駄目。」
「おばさんもう感謝の気持ち忘れてるね。おじさんにチクられてもいいの。
僕の言う事は脅しじゃないって事はよく分かっているよね。」
「あら、私を脅す気?いいわよ喋るなら喋りなさい。夫と戦う覚悟は出来ているわ。
もう用はないわ。
帰りなさい。このスケベ坊主が」ここまでは健一の計画通りだ。翔太に母香織を抱かせたのはいじめから逃げる為だった。
友母沙織を抱かせたのは麻紀子の寝室を
盗撮する為だった。そして今回女教師美緒を抱かせた見返りは麻紀子の持っている銀行カードにスプレーを噴射させる事だった。
このスプレーは無色透明の溶液で乾燥後はカードの磁気を遮断する働きがある。
そしてこの皮膜を除去する溶剤は健一の手元にあった。
銀行へ行き30万円を引き出した後、暗証番号の変更手続きを取ったのだった。
麻紀子はさっそく権藤名義の口座から麻紀子名義の口座への移し替えを始める為に銀行に赴いた。
1日の出金限度額を50万円に定めているので移し替えが完了するまで1か月かかるな等と考えながらATMを操作し始めた。


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