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「悪魔の少年」
【ショタ 官能小説】

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C友人の母-1

C友人の母


二学期が始まり不思議な事が起こった。翔太がイジメなくなったのだ。
完全に女を征服した自信が翔太に無言の圧をかけたのだ。
周りの友達の中には「田所君」と君付けで呼ぶ者さえ現れた。
貧相で無口だった男の子が夏休みを境に驚くほど明るくなり溌溂としているのだ。
健一には小さい頃から憧れている人がいる。数少ない友達の山田のお母さんだ。
山田とは幼馴染でともにいじめの対象になる二人だった。
いつも慰め合いよく家にも遊びに行ったものだ。
しかし山田はそのイジメに耐えられず不登校になってしまった。
その山田の家のインターホンを押した。専業主婦のお母さんが出てきて招き入れてくれた。
急な来客だった為だろう、普段着で薄化粧の美貌のお母さんがそこにいた。
顔は仲間由紀恵によく似ている清楚系だが身体はAV女優そのものだ。
豊かな胸に大きな尻だが実際はスレンダーで腰で大きなくびれをつくっている。
短パンに胸ぐりの大きなサマーセーターだ。胸の谷間とむっちりとした太ももをさらけ出している。
よく見ると胸のポッチが見える。僕を男になる前の坊やとみている証拠だ。
コーラをテーブルに置く時乳首まで覗けた。「お母さん。今日は勝君いないの?」
話を聞くと半年くらい前から自分の部屋に閉じこもって出てこなくなったらしい。
「おばさん。僕最近学校でイジメられなくなったの。そのやり方を勝君に教えてやろうと思って今日来たんです。」
「えっ、本当。いつも君と息子の二人、我が家で泣いていたのに。」
「そうなんです。あの頃はよくおばさんにも勇気づけられていましたね。」
「もうこうなったら健一君が頼りだわ。パパも私もどうする事も出来ないの。お手上げ状態なのよ。」
「まず。部屋から出す事が先決ですね。僕に任せておいて。」
お母さんは息子の部屋に入ってなかなか出てこないこの友達に期待が膨らんた。
部屋から出てきてトイレに向かった健一はお母さんに「夕食の用意が出来たら呼んでください」と耳打ちした。
しばらくしてドアーの外から「晩御飯が出来たわよ。」のお母さんの声。
キッチンのテーブルにはお父さんも帰宅して座っていた。
4人の夕食が静かに始まった。この重苦しい静寂を破る様にお父さんが口を切った。
「勝と一緒の食事は半年ぶりだな。家族が揃って食えば一段と旨いものだな。」
「あなた達お部屋で何をしていたの。」
「うふっ、マリオカート。勝から挑戦されたんだ。今まで一度も負けた事無かったのに僕が負けちゃって。」
「僕、毎日部屋でゲームばかりしてたんだ。でも健一に勝てるなんて考えた事も無かったよ。」
「僕も勝に負けたのが悔しくて何度も挑戦したんだけど歯が立たなかったんだ。」
「有り余る時間を消化するにはそれしかなかったからね。でもそこまで腕が上がっているとは思わなかったよ。」
「そう。それなんだ。マリオカートではいじめっ子の翔太や武志より上だと思うよ。そう思う事が大事なんだ。」
横でお父さんが大きく頷いているが口は出さない。
「そりゃ僕や勝は腕力では彼らには勝てないよ。野球やサッカーでもかなわないだろうな。
でも僕は勉強では彼らに負けた事がないんだ。それに最近絶対に負けない事柄を見つけたんだ。」
お父さんが言った。「健一君いい事を言うね。俺もそう思うよ。人間の価値なんて腕力で決まるものじゃないよ。」
「そうなって彼らを見る目が変わったんだ。そうしたら不思議な事に彼らが僕を見る目も変わるんだね」
お母さんが言った。「最近見つけた得意な事って何?」「今は言えないけどその内にお母さんにも教えますよ。」
「健一君だったかな、これからも息子のいい友達でいてくれよな。今後、君は我が家の出入りはいつでもOKだよ。」
「有難うございます。勝これからもマリオカートの勝負をしに来るよ。だから自室にこもるのは禁止だよ。
家族はみんなお前の味方だよ。僕だって母さんだけには心を開いているんだ。君と違って父さんがいないからね。」
感激したお母さんが涙を流しながら僕の手を握った。
「ありがとう健一君。明日も遊びに来てよ。」
第一段階をクリアーして会心の笑みを浮かべながら帰宅の途についた。
両親とも健一を息子の友人として必要で大切な好少年だと思っている。
もちろん翌日も訪ねた。学習塾通いを再開することになったようでお母さんは大喜びだった。
「嬉しそうなおばさんすごく魅力的だよ。でも勝が塾に通うようになったら僕遊びにこれないね。」
「そんな事無いよ。パパが言うように君は我が家にはいつでもフリーパスよ。」
「嬉しいな。おばさんをもっと喜ばすために勝を必ず通学させるからもう少し待ってね。」
「君だけが頼りよ。それはそうと今日も晩御飯食べて帰りなさい。」
「いえ今日はこれで帰ります。」「勝に会わないの。」
「うん。今日はおばさんの顔を見に来ただけだから。僕おばさんのファンになってしまったみたいなんだ。」


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