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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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立花文恵(34)-4

 ノリというのは恐ろしいもので、気がついたら祐美とベッドインしていた。
 調子に乗って飲み過ぎたせいか気持ちが悪くなったという祐美を介抱し、タクシーに同乗して勢いでホテルへ。
 ひとしきり吐いた祐美は、意外と冷静に立ち返って、俺とホテルにいる事実を受け入れた。
「文恵ちゃんじゃなくて残念でした〜。でもブッキーのエッチがどんなんか、興味あったし。ゴムだけはちゃんと着けてくれるなら、何してもいいよ?」
 化粧を落とすと童顔が際立ち、なかなか下半身に訴えかける顔立ちだったのは嬉しい発見だった。
 しつこいまでの前戯で何度となくイカせ、もちろん人生で一度もされたことがなかったという腋ペロもやってやった。
「祐美さんの腋、処女だった訳だよね。俺が初めての男だぜ〜」
「バカぁ……くすぐったいのに、変な感じ……」
 未経験の腋舐められで、感じてくれたらしい祐美だった。
 挿入した後はすっぴん顔をガン見して、
「化粧しないほうが可愛いよっ! イキ顔も可愛いっ!」
 などと甘々な言葉を投げかけ、仲良く同時昇天。
 たぷんたぷんになったゴムを幾つも捨て、Fカップの乳をいじりながら寝た。
「帰らなくて大丈夫? 旦那さんに疑われない?」
「大丈夫。飲んで友達の家に泊まって帰るとか、よくあるし」
「友達って、セフレとか?」
「それはないな〜。実は初めてなんだよ、不倫エッチしたのって」
「そうなの? 遊び慣れてそうだと思ったけど」
「やーん、そんな風に見てたのぉ? 酷ぉい」
 嘘か真かはともかく、一番狙いの文恵でも二番手の茜でもなく、圏外にあった祐美とのセックスは予想外に旨味濃厚だった。
 飲み会中ずっとムラムラしていた俺は大満足の「成果」にありついたのであった。

 全裸で抱き合ったまま迎えた朝を、祐美は、
「こんな幸せな眼覚めって初めてかも」
 お世辞でも嬉しいことを言ってくれた。夫とはご無沙汰らしく、またセックスしたときでも、終わるとすぐに背中を向けて寝てしまう人らしく、何となく寂しい思いで眠りにつくのが祐美にとっての事後風景なのだという。
 俺が快楽にありつけるのはもちろん第一だが、お相手した人妻にそうした歓びを味わって貰えるのはまた格別の感興がある。
「またいつでも誘ってよ。ただし絶対に腋は舐めるけど」
「うふっ、クセになっちゃいそう……ムラムラしたときとか連絡しちゃうよ?」
「大歓迎。待ってるよ」
 祐美と別れ、眩しい日差しを受けながら帰途を歩く俺のスマホにメッセージの受信音が鳴った。
 見ると、文恵からであった。


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