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YARIMAN GO
【OL/お姉さん 官能小説】

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退治-1

「ふ〜ん、この大吾って子、面白そうね…。」
杏奈は昔、散々出会い系サイトで男を漁っていた。それは結婚してからも旦那の目を盗み、出会い系サイトに刺激を求めて行きずりの恋を楽しんでいた。
しかしある時、たまたま旦那の同僚に出くわしてしまい、バレる危機感を感じた杏奈は暫く出会い系を控えていた。

昨日から旦那が海外に単身赴任に飛びだって行った。その瞬間、体に眠るヤリマンの血が騒ぎ始めた。杏奈がスマホを取り出会い系サイトを品定めしていた時、YARICHIN BASTERSと言う面白そうなサイトを見つけた。内容はYARIMAN GOと言うサイトでヤリマン認定され怒り狂った女性がそれに対抗する為に作ったサイトで、YARIMAN GOの女性版と言った所だ。YARIMAN GOでヤリまくっている男にアタックし、仕事が手につかなくなる程に溺れさせてやる、それが目的だと言う。
「なんか面白そう。やってみようかな…」
杏奈はすぐに登録した。そして街へ繰り出してみた。

登録してさっそく遊んでみると、スマホ上にヤリチンの位置が現れ、それを目で確認した時に、訳もなく楽しくなった。
(へー、あれがヤリチンなんだ。あれ、きっとYARIMAN GOでヤリマンを探してるのよね。昼間から仕事もせずに、ね。)
冷ややかな目で男を見つめた。杏奈は気になり一応YARICHIN GOにお試し入会してみた。すると女性をヤリマン呼ばわりし好き勝手に女を評価している事にイラっとする。

「そっか、私は最近遊んでないからヤリマン登録されてない訳ね。でもこの伝説のヤリマンって私かしら?でも条件満たした男じゃないと私はアイコンとして映らないのか。でもこの大吾って子はクリアしたんだ。と言う事は、大吾って子のスマホには私は伝説のヤリマンとしてアイコンが現れるって事よね。へー、最近注目株のヤリチンがどんなもんか試してみようかな…。」

YARICHIN BASTERSにはステルス機能があり、ボタンをオフにしておけば自分がYARIMAN GOのアイコンに現れないよう出来るのだ。杏奈は翌日、1人でレストランに入って行った大吾をつけ中に入りテーブルにつき、ステルス機能を解除した。大吾が慌ただしくスマホを見て、周りをキョロキョロする姿がたまらなく面白かった。そして自分を見つけソワソワする姿を確認し、杏奈は席を立ち、大吾に話しかけたのであった。


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