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妙子
【その他 官能小説】

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妙子-16

 「よーし。いよいよ買いに行くか」
 「うん。研ちゃん、ご免ね」
 「何が?」
 「私始まっちゃった」
 「何が?」
 「生理が」
 「あんだあー?」
 「でも生理でも大丈夫だよ。別に穴は塞がってる訳じゃないから」
 「馬鹿言え。俺が大丈夫じゃ無いだろ。血いダラダラ流してそんなパンティ穿いたって見る気になれんだろうが」
 「そう?」
 「そうじゃない。お前は傷口にあんな太い奴を突っ込んだりするのか?」
 「生理って、別に傷口とは違うよ」
 「おまんこと傷口が違うことくらい知ってる。血が出てたら傷口みたいに見えると言ってるんだ」
 「そうか」
 「この優しい俺が傷口に何か突っ込むなんて残酷なことが出来ると思うのか?」
 「そうか。ご免ね」
 「畜生、1万ケチッた俺が馬鹿だったか」
 「でも4〜5日すれば生理は終わるから」
 「それまで俺はどうすりゃいいんだよ」
 「どうしよう? どうして欲しい?」
 「どうして欲しい? それじゃ生理を今すぐ終わらせろ」
 「そんなこと言ってもそれは無理だよ」
 「そうだろ、それくらい俺にも分かってる」
 「ご免ね。研ちゃんがそんなに生理嫌いだとは知らなかったもんだから」
 「それじゃお前、知ってたら、生理さん、ちょっと待っててねって頼んだのかよ」
 「そうじゃ無いけど」
 「お前の言うことは理論的じゃ無いんだよ。まあ、理論的なホステスなんかいたら糞面白くも無いけどな」
 「ご免ね。許して」
 「まあいい。生理の間はおっぱい吸って我慢してやる。おっぱいには生理は無いだろうな」
 「そんなの無いよ」
 「それなら我慢してやろう」
 「それじゃ好きなだけおっぱい吸っていいから」
 「当たり前だ。それは生理かどうかに関係無いんだ」
 「昨日ね、お客にゴムのパンティ見せてやったら喜んじゃって、3回も延長してくれた」
 「そうか。おっぱいは見せて無いだろうな」
 「おっぱいは関心無いみたいだった」
 「関心があるか無いかなんて聞いてない。見せたかどうか聞いてんだ」
 「ああ、だから見せて無い」
 「良し良し。それならいいんだ」
 「店が終わった後のミーティングで私店長に褒められちゃった。みんなも妙ちゃんみたいに体当たりのサービスで接客しなさいって」
 「ほう。な? たかがパンティ見せるくらいで客も喜ぶ、店長も喜ぶ。世の中なんて単純なんだ」
 「でも女の子には恨まれちゃった。あんたがそんなことやるから私達までやらなきゃいけないことになるって」
 「そんなのほっとけ。小汚いパンティしか持ってないから見せたくないんだろう」
 「そうかな?」
 「それじゃお前今日はあのパンティ・ガードル穿いてんのか」
 「ううん。ゴムのパンティ穿いてる。これの方が汚れないもん」
 「そうか。それはそうだな。だから俺はゴムのパンティ買ってやったんだ」
 「そうお?」
 「ああ、俺は森羅万象思い巡らして行動するからな。ところで今日はどうするかな」
 「口でやってあげる。口には生理ないから」
 「馬鹿。お前はやることしか頭にないのか」
 「それじゃ何する?」
 「俺はとりあえず食事をどうするか考えたんだ」
 「あ、そうか。いろいろ材料買ってうちで食事しようよ」
 「それはいいけど、お前何作れるんだ」
 「すき焼きにしようかと思って」
 「この糞暑いのにすき焼きかよ」
 「だってクーラーあるんだからいいじゃない」
 「まあ、すき焼きも久しぶりだな。そうするか」
 「うん。行こう」
 「何処へ?」
 「だから買い物。デパートの地下に食料品売場があるから」
 「そうだなあ。それじゃお前着替えろ」
 「うん。何着たらいいの?」
 「何着たらって、何持ってんだ」
 「服ならいっぱいあるよ。商売道具みたいなもんだから」


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