シャリィ・レアリル-11
「あ、んっ、あッ･･･！」
もう誤魔化せない。
私もエリザや他の女性たちと同じく性に、快楽に溺れていっている。
人間の敵である悪魔の彼に膣を遠慮なく舐め回されて、私は喘ぎ声を我慢もせず口にする事しかできない。
ヒダを一つ一つ舐め回すように、可能な限り奥へと舌を伸ばし刺激するように。
彼の舌の動きに翻弄されて、私は喘ぎ声を出すだけのオモチャのようになっている。
唐突にクリトリスを甘噛みされて、私は大きく身体を震え上がらせた。
「あぁんっ！！！」
少し痛いくらいの刺激。
けども激しい快感が全身へと巡り、大きな喘ぎ声があふれ出す。
彼はその様子を見て、膣を攻めるのを止めた。
まだイっていないのに、とはしたない感情が湧き上がりきる前に彼は起き上がり唇にキスをしてくる。
そして右手の指が膣に入り込み、左手で私の乳房を激しく揉みしだく。
「あ、あ、んぅっ、あぁっ！！！」
激しくなってきた攻め立てに私はされるがまま。
彼に与えられる快楽に抵抗する事もなく、私はどんどん思考が溺れていく。
こんな状況ではイき果て、気をやるのに時間はかからなかった。
だらしなく体中を痙攣させ、余韻に浸る。
けれどこれで終わりじゃない。
彼は私の余韻が収まるのを待ち、仰向けになった私の上で落ち着くのを待っている。
「ふっ･･･うっ･･･。もう、良いよ･･･」
「まだ息が荒いみたいだけど？無理しなくていいからね」
「イイの。あまり待たされても･･･私も焦らされてる気分になる」
正直に言うと、私の方が我慢できなくなっていた。
私の側で自己主張を強くする彼のペニス。
それを見た私の中の女は、いつでも入れてくれと言わんばかりに膣をヒクヒクとさせて待ち望んでいるのだ。
「じゃぁ･･･行くよ！」
「あ･･･んっ･･･！あぁッ･･･！！！」
下着を脱がされ生まれたままの姿にされた後、彼のペニスが勢いよく私の中へと入り込んでくる。
あまりにも凄い圧迫感で、内臓が押し上げられているかのような勘違いをしてしまう。
処女膜は･･･エリザとしている最中に大人のオモチャで喪失してしまっている。
けども男性のペニスが侵入してくるのは初めての経験で。
予想もしていなかった感覚に、私は戸惑いを覚えた。
とても生々しくて、熱を感じる。
「思ったよりも馴染むな･･･これならもっと太くしてもイイかな？」
「え･･･？あひぃっ！？」
彼のペニスがボンッと効果音を立てるかのように大きく肥大化した。
先ほどまでとは比べものにならない圧迫感。
肉体の変化を得意とする彼ならではの行為だろうが･･･。
圧迫感が強すぎて、上手く呼吸ができない。
「かっ･･･！はっ･･･！」
「さぁ、ワタシという存在を強く刻んでやろう！！！」
「あひぃっ！？あ、あ、あぁぁッ！！！」
先ほどまでの甘い愛撫は何処へやら。
猛々しく、彼という存在を刻み込まれていく。
不思議と怖い、という気持ちは沸かなかった。
心臓がバクバクと五月蠅いほどに音を立て、熱い感情が沸き立てあげられる。
彼のペニスによる圧迫感で苦しいが、それだけじゃない。
心の奥底から締め付けられるような苦しみ襲われる。
この感覚に戸惑っていると、彼に挿入を繰り返されながらキスをされた。
すると何故か心の締め付けが緩くなり、安らぎが生まれた。
けども今回のキスは数秒程度の軽いキス。
彼の唇が離れると、また心が締め付けられる感覚に陥る。
「もっとぉ！もっとキスしてぇ！！！」
安らぎを求め、私は彼へと両手を伸ばす。
激しく挿入を繰り返されながら今度は私からキスをし、彼の舌を貪る。
「あひっ！あくっ！あぁんッ！！！」
けれど彼の激しい挿入に耐えられず、喘ぎ声が止まらない。
そのせいで彼の唇が離れ、首元へしがみついてしまった。
肥大化された彼のペニスは私の膣の形を変えさせようと言わんばかりに強く圧迫する。
本当に彼という存在を刻みつけられているかのよう。
こんな事をさせられたら私は･･･彼という存在を忘れられなくなってしまう･･･！
「ほら、体制を変えるよ！」
「あっ！？」
一度、彼のペニスが完全に抜き出されてしまった。
それに際し、まず沸いた感情は･･･寂しいという物だった。
ここまでくれば、何故このような感情が沸くのか分からないはずもない。
私は完全に彼に堕とされ、彼に魅了されてしまっているのだ。
片時も離れたくない、もっと激しく愛してほしい！！！
「あぁんッ！！！」
直ぐさま彼は私の中へと戻ってきてくれた。
体制を変え、今度は後ろから激しく突き込まれる。
もう、頭は真っ白で彼のペニスの圧迫感しか感じられない。
激しく揺さぶられ、胸が勢いよく揺れるが気にもならない。